水樹奈々・水瀬いのり研究部

水樹奈々、水瀬いのりについての研究データがメイン。その他、聖地巡礼、別子銅山、新居浜太鼓祭りなど。

水樹奈々「Violetta」歌詞解釈~自分だけの人生の地図~

こんにちわ、テッラです。

今回の記事は水樹奈々さんの「Violetta」という楽曲の歌詞解釈です。

歌詞に関する記事というと、過去にはテキストマイニングの手法を用いた考察記事をいくつか書いたことがあるのですが、一つの楽曲の歌詞の意味を一から考えて解釈するのはほとんどやったことがありませんでした。

なので、今回の記事は自分の気付かないところで、こじつけ・論理の飛躍・矛盾などが散見されている可能性があります。

正直なところ、クオリティにはあまり自信が持てず記事として出すかどうか迷っていたのですが、歌詞に込められたメッセージはとても大切なものばかりで、公開することで少しでもそのメッセージが共有されれば良いなという思いから、公開に踏み切った次第です。

いろいろとおかしな点はあると思いますが、どうか温かい目で読んで頂ければ幸いです。

 

はじめに

「Violetta」は、2006年5月3日に発売された水樹奈々さんの5枚目のオリジナルアルバム「HYBRID UNIVERSE」に収録されている楽曲です。

水樹奈々さん本人によって作詞作曲された曲であり、本人が作曲した作品としては「SUPER GENERATION」に次いで第二作目になります。

ここでちょっと個人的な話になるのですが、「HYBRID UNIVERSE」はリアルタイムで聴いていたアルバムで、「Violetta」は僕にとって水樹奈々さんの楽曲の中でTOP3に入る特別な曲です。

そんな特別な楽曲でありながら、歌詞の意味については長年、その全貌を解き明かすことができないままでいました。

その理由はいたってシンプルで、歌詞がとても抽象的だからです。
また、ノンタイアップ曲で何かしらの作品とリンクしたものではなく、ラジオや雑誌をチェックしても歌詞のヒントとなるような情報はあまり得ることができませんでした。

この記事を書いているのが2023年8月で発売が2006年ですから、実に17年もの年月が経過しています。

そのような状況で、2023年7月から始まった水樹奈々さんのライブツアー「NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023」において、「LIVE ADVENTURE 2015」大阪公演から8年ぶりに「Violetta」が披露されました。

これをきっかけにして、何度目かも分からない歌詞解釈にチャレンジした結果、まだまだ不十分なところが多いながらも、ある程度、歌詞の解析に成功するに至りました。

 

タイトルと歌詞の意図について

水樹奈々さんのラジオ「スマイルギャング」第214回で、「Violetta」について水樹奈々さんご本人が語っている内容を以下にご紹介します。

「この曲を作ったときのイメージカラーがだった。夜でもない朝でもない、その中間といった感じ。それが紫だった。その紫にまつわる言葉を調べて行ったらViolettaという言葉にあたった。」

「Violettaは、神話の中で占い師の人のことだったり、人の夢を渡り歩くナイトウォーカーという意味もある。」

「いつもの歌詞は直球な表現で書く癖があったんだけど、今回は敢えて抽象的な言葉ばかりを選んで、みんながそれぞれいろんな妄想を膨らませられるような感覚で書いた。

「Violetta」の辞書的な意味は、イタリア語で「女性の名前」「スミレ」といった意味です。
しかし、水樹奈々さんがラジオで語った内容によると、「Violetta」は、「紫」「神話の中の占い師」「人の夢を渡り歩くナイトウォーカー」に関連付けられたタイトルであることが分かります。

また、「みんながそれぞれいろんな妄想を膨らませられるような感覚で書いた。」という発言もされていることから、「Violetta」というタイトルは多様な意味を含み、歌詞の内容も様々な解釈が可能であると考えられます。

登場人物と歌詞のテーマ

登場人物

歌詞には、「君」「僕」といった人物が登場します。
この「君」「僕」ですが、歌詞は非常に抽象的であり二人の関係性を示す具体的な表現は見当たりません。

上記で紹介したラジオの発言のように「Violetta」の歌詞は様々な解釈が可能であることから、「君」「僕」の関係性について僕なりの仮説を立ててみました。


それは、「君」「僕」の関係は恋人や友人といった自分と他者の関係ではなく、一人の人間の内面に存在する異なる側面を持った自己、つまり、自分の中にあるもう一人の自分の存在を「君」「僕」として表現しているのではないかというものです。

 

テーマ

自分の中にあるもう一人の自分を「君」「僕」と表現することで自分自身と向き合い、そのプロセスを通じて人が生きるために大切にするべき考え方や価値観を示しているのが、「Violetta」の歌詞のテーマであると考えました。

以上のことを前提として、次項は具体的な歌詞の意味ついて解説していきます。

 

1コーラス目Aメロについて

星のようなブルーに時間が溶けてく頃

「星のようなブルー」とは空の色であり、青空の比喩と考えられます。これは、青空の広がりや美しさ、鮮やかさを宇宙に輝く星々のきらめきのイメージに重ねた表現であると解釈できるためです。

では「星のようなブルーに時間が溶けていく頃」とは具体的にいつ頃なのでしょうか。

空は時間の経過によって青空→夕暮れ→夜と変化していきます。
比喩として青空に時間という要素が溶けて混ざり合っている状態、すなわち、「星のようなブルーに時間が溶けてく頃」とは夕暮れ時を示すと考えられます。

迎えに行くよ君を 準備しておいて

「迎えに行くよ」という表現から、「君」はどこかに留まっている状態を示しています。また、「準備しておいて」と呼びかけていることから、「君」が留まっている場所から移動するために準備が必要であること、つまり、留まっている時間がとても長いことが示唆されます。

「君」とは上記でも説明した通り、自分の中にあるもう一人の自分です。もう一人の自分である「君」がどこかに長く留まっている。では、「君」が留まっている場所はどこで、なぜ長く留まっているのでしょうか。

次の歌詞を見てみましょう。

 

1コーラス目Bメロについて

少し饒舌な昔話-過去-にさよならしよう

「饒舌な昔話-過去-」という表現は、過去の経験や出来事について多くの話をしていることを示しています。

また、「昔話」には伝統や教訓といったことも含まれています。つまり、過去の出来事や経験、あるいは、過去の前例といったことに囚われている「君」に対して、「さよならしよう」と過去に決別するように呼びかけているのが、「少し饒舌な昔話-過去-にさよならしよう」の意味であると考えられます。

すなわち、もう一人の自分である「君」が長く留まっている場所は過去であり、過去に囚われて未来へ進めない状況を示していると解釈できます。

従って、「迎えに行くよ君を 準備しておいて」「少し饒舌な昔話-過去-にさよならしよう」という表現は、過去の執着から脱却し未来へ進むための心のプロセスであることを示唆していると考えられます。

 

あの雲の続き知りたいから

「雲」という空に浮かんでいる存在が登場してきましたので、「星のようなブルーに時間が溶けていく頃」との関連について改めて考えてみたいと思います。

「星のようなブルーに時間が溶けていく頃」とは夕暮れ時を示す表現です。この「雲」が夕暮れ時の雲のことであると仮定すると、「雲の続き」とは夕暮れ時に見る雲が連続して広がる様子を表現したものであると考えられます。

さらに、この「夕暮れ時に見る雲が連続して広がる様子」というのは「Violetta」というタイトルの意味と深く関わってきます。なぜでしょうか。

夕方になると、太陽が遠くになることから、私たちの目には波長の長いオレンジや赤の色が映ります。 しかし、空に薄い雲がかかっていると、上空に存在する青が雲の中で散乱し、赤と混ざることで、紫やピンクとった色に変化するのです。

ecotopia.earth

 

つまり、「Violetta」の紫とは、夕暮れ時に雲がかかって空が紫に染まっている様子を示したものであるということです。

水樹奈々さんのラジオの発言、「この曲を作ったときのイメージカラーが紫だった。夜でもない朝でもない、その中間といった感じ。」というのは、具体的には夕暮れ時に雲が広がっている光景であると考えられます。


次に、「あの雲の続きを知りたい」とはどのような意味でしょうか。

「あの」とは対象が遠くにあることを示す表現であり、遠く彼方にある雲を見ている様子から、自分自身の未来の続きが知りたいという前向きな心を示すものと考えられます。

ではなぜ「雲」が未来の比喩になっているかというと、雲が厚くなれば雨雲になって雨を降らせる一方で、雲が薄くなれば晴れになります。

つまり、雲は天候によって変化し不確定な要素があると同様に、未来の出来事も不確定な要素に溢れている。それでも、未来の自分に前向きになっている状態を「あの雲の続きを知りたい」と表現しているのではないでしょうか。

夢と日常の隙間Knockしてmiracle dive!

夢や目標を実現するためには、日常の中で努力し、学び、成長する必要があります。従って、夢と日常の隙間とは、夢や目標に向かって進む過程で自分自身が成長するために取り組むべきエリア、あるいは、自分自身の中に存在する目に見えない小さな隙間やチャンス、可能性であると考えられます。

そのような隙間にKnock(アプローチ)して、取り組むべき課題、自分自身の可能性に勇気を持って挑戦していく、そのような大胆な行動を「miracle dive」として表現しているものと思われます。

 

夢の意味

ここで、「夢と日常」という表現における「夢」の意味について少し掘り下げてみたいと思います。

まず、「夢」と対比される「日常」という表現についてです。

2004年12月8日に発売された4枚目のオリジナルアルバム「ALIVE&KICKING」に「JUMP! 」という楽曲があります。この曲は水樹奈々さん本人作詞曲で、前向きで明るい応援ソングとなっています。

なぜ2004年という「Violetta」が発売されるより前の楽曲を振り返るかというと、「Violetta」発売以前の楽曲であれば、歌詞に反映されている水樹奈々さんの考え方はあまり変化していないと考えたためです。

別の言い方をすれば、「Violetta」以前の水樹奈々本人作詞曲というのは、「Violetta」の歌詞の意味を探るための参考文献として機能するのではないかということです。

では改めて「JUMP! 」の歌詞について見てみます。

「JUMP! 」には「平凡な日常でもスペシャルな冒険したい」という歌詞が登場します。

ここでいう「日常」は、「スペシャルな冒険」と対比される形で「平凡な日常」として表現されています。
「JUMP! 」及び「Violetta」いずれも水樹奈々本人作詞であり、かつノンタイアップ曲であることから、水樹奈々さん本人の考え方がストレートに反映されていると考えられます。

従って、「Violetta」における「日常」も「JUMP! 」と同様のニュアンスが含まれると仮定すると、「日常」に対比される「夢」というのは、「日常」スペシャルなものに変える存在であるということが導き出されます。

「日常」スペシャルなものに変える「夢」とは「目標」です。夢を目標として捉え、目標を持つことによって日々のモチベーションが上がり、「日常」がより豊かに刺激的になるということです。

水樹奈々さんの楽曲で「夢」という歌詞は、最も多く登場する言葉となっています。
水樹奈々さんは歌手デビューしてから20年以上経過しましたが、一貫して「夢」の大切さを発信し続けています。

「夢と日常」という表現は、「」の大切さが反映された、水樹奈々さんらしい表現であるといえます。

 

1コーラス目サビについて

そうさ 僕たちは気づくだろう 止まるのことのない風の行方

まず、「止まることのない風の行方」が何を示唆しているのか考えてみます。

止まることのない風、すわなち断続的に吹く風とは、あるスポットに局地的に吹く風ではなく、地球全体としての大気の流れのことであると捉えられます。

太陽が放つ光によって大気が熱せられることで大気の動きが変化。さらに、この大気の流れと地球の自転により、地球に吹く風は様々な向きに変化し、さらに地形によっても複雑な動きをします。

従って、「止まることのない風の行方」とは、予測できない、自由に変化する象徴として考えることができます。

ちなみに「行方」という表現についてですが、辞書的には「あてとして進み行く方向。向かうべき先。また、行った先。」といった意味になります。

つまり、「止まることのない風の行方」とは、人生の比喩として、人生もまた止まることのない風と同じように変化し続けるものであり、自由な選択や成長を経て進んでいくということを示唆していると考えられます。

次に、「僕たちは気づくだろう」の部分についてです。

「僕たち」とは、もう一人の自分である「君」と「僕」の両者を指すものと考えられます。両者の自己が一致し、一人の人間として人生の行方に思いを馳せている心の様子を「僕たちは気づくだろう」として表現していると考えられます。

 

答えはそっとmute

muteの辞書的意味としては、音を出さないようにする、無音にするという意味になります。つまり、答えは既に存在していたとしても、その答えは無いものにするという意味として捉えられます。なぜなら、初めから存在しないものをミュートすることはできないからです。

では「答え」が何を意味するかについて考えてみます。
再度、過去の水樹奈々さん作詞曲の歌詞を振り返ってみましょう。

 

常識なんて蹴っ飛ばし」(「JET PARK」)

「大人の数学身に付いて 個性-らしさ-隠してしまったの?」(「JUMP!」)

模範解答見当たらなくても最高を捕まえに行こう!」(「JUMP!」)

 

これらの歌詞が示すことは、水樹奈々さんは「常識」「数学」(数学の答えは一つしかない)「模範解答」といった、既に存在する決まりきった解答を否定し、自分だけの答えを見つけるべきであるという哲学を持っているということです。

つまり、「答えはそっとmute」とは、既存の答えは自らの意志で否定し、自分だけの答えを見つけようというメッセージが込められていると考えられます。

 

シンプルなtakt刻む

taktとは指揮棒のことであり、「taktを刻む」とは指揮者が指揮棒を使ってリズムを刻むことを意味します。

つまり、「takt」は自分の人生をリードする指針、「taktを刻む」とは自分の人生の歩み方の比喩とすると、「シンプルなtaktを刻む」とは、物事をシンプルに捉えることで人生にとって本当に重要なものに集中し、無理なく落ち着いたペースで人生を進めることを示しているものと考えられます。

 

楽譜-メロディの地図-歌うから

楽譜とは、メロディの高さ(音程)や音の長さなど様々な音楽的要素が記号や音符によって記録され可視化されたものです。

一方、メロディの地図とは、楽曲の進行や展開、メロディの流れがまるで地図のように配置されていることを喩えた表現であると考えられます。
具体的には、メロディとは地図におけるルート、あるいは旅程や道筋のようなものです。

つまり、楽譜-メロディの地図-とは、音楽が楽譜上の単なる記号や音符の集合体ではなく、人が旅程や道筋を辿るように、音楽もまた旅のようなものであることを示唆しています。

では、上記を前提として「メロディ」が意味するところを考えると、「メロディ」は楽曲あるいは曲の構成ごとに様々なパターンが無数に存在します。それと同様に、人生の歩み、その道筋もまた様々なパターンが存在するということでしょう。

次に、「歌う」についてです。
「歌う」とは、人の声がリズムと共にメロディの音程を再現し、自らの声によって感情や思いを表現する行為であると定義されます。
つまり、「歌う」という行為を一言で言えば、主体的な自己表現の手段である、ということです。

以上のことから、「楽譜-メロディの地図-歌う」とは、人が地図を辿って人生の旅を続けるように、歌い手が歌によってメロディの地図を辿っていき、音楽の旅をするということを示しています。

このことは、人生とは、自らの意志で主体的に自分だけの道筋を辿りながら歩むものであることを示唆しているのではないかと考えられます。

 

2コーラス目Aメロについて

考え事した月が眠り始める頃 

「考え事した月」とは、夜という静かな環境の中で自己と向き合い深い思慮に耽っている心の様子を示した表現であると考えられます。

そして、「考え事した月が眠り始める頃」とは、月が眠るくらいになるまで思慮が続いていたことを示唆しています。

今よりもっと君の笑顔見たくなる

「君の笑顔」とは、自分の中にあるもう一人の自分のポジティブな感情を象徴していると解釈できます。

一方、「今よりもっと」という表現は、隠されていた自分のポジティブな感情がより増幅していく心のプロセスを示した表現であると考えられます。

以上を踏まえて、「考え事した月が眠り始める頃 今よりもっと君の笑顔見たくなる」が示唆していることは以下のようになるかと思われます。

夜の静けさの中で自分自身と深く向き合ったことで、隠れていた自分のポジティブな感情に気付き、結果として、その感情が自分自身の素直な願望としてより大きくなっていったという内面の成長や自己探求を示すということです。

 

少し気まぐれな 僕の心電図-オシログラフ-

オシログラフ」は、波形を表示するオシロスコープのように心の揺れや感情の変化を示します。つまり、自分の鼓動の動きを心電図の動きとして表現し、自分の鼓動が気まぐれに変化することによって、自分の感情がさまざまに変化していることを示しています。

 

イカサマな闇-よる-にveil被せ

イカサマとは不正や欺瞞を意味する言葉です。すなわち、社会や周囲の期待に応えるために自分を偽ったり隠したりする心の様子を「イカサマな闇-よる」として表現したのではないかと考えられます。

次に、「veilを被せ」については、自己肯定感を向上させるための自分を守る手段を意味していると考えられます。自分を肯定し自信を持つために、自分を偽るような不安や心の迷いといった内面のネガティブな声を遮断しようとしていると解釈できます。

 

赤いレンズに映る 銀の砂 海に降らせる

「赤いレンズ」は、青や緑の波長を吸収するため、夜空の星や天体がより鮮明に見えることを意味します。このことで、星座や星雲、銀河などの詳細をより視覚的に捉えることができるようになります。

「海」とは、地球に存在する海ではなく夜空の比喩であり、「銀の砂」は無数の星々を示します。
以上のことから、「赤いレンズに映る 銀の砂 海に降らせる」とは、赤いレンズによって鮮明になった無数の星々が夜空に美しく広がっている状態を示すものと考えられます。

つまり、内面のネガティブな声を遮断したことにより、夜空に無数の星々が美しく広がっている様子が鮮明に見えるほど心がクリアになったことを示唆しています。

このことは、星々の輝きは明るく美しいものでありそのイメージはポジティブな感情や希望を連想させます。

 

「考え事した月」と「イカサマな闇-よる」との関係

「考え事した月」と「イカサマな闇-よる」は、いずれも夜の情景を表現したフレーズですが、両者の時系列とそれぞれに関連する内面のプロセスがどのような関係になっているかについて、考察してみたいと思います。

まずは、心のプロセスについてです。
以下のような流れになるかと思います。

内面のネガティブな声を遮断(veil被せ)
     ↓
美しい星々が見える(銀の砂 海に降らせる)
     ↓
自己と向き合い深い思慮に耽る(考え事した月が眠り始める頃)
     ↓
自分のポジティブな感情が大きくなる(今よりもっと君の笑顔見たくなる)
     
次に、夜空の状況の変化です。

①「イカサマな闇-よる」→内面がネガティブな状況になっているため、夜空なのに星が見えない。イカサマ」とは自分自身を偽っている心の状況だけでなく、本来見えるはずの星々が見えなくなっている夜空であることも示唆している。

②「赤いレンズに映る 銀の砂 海に降らせる」→veilを被せたことで綺麗な星々が夜空に広がっている本来あるべき夜空が見えるようになった。
「赤いレンズ」には夜空の星や天体がより鮮明に見える効果があることは既に述べたとおりだが、効果はそれだけではない。
夜空の星々は、月の光が強いとその光に遮られて見えにくくなってしまう。しかし、「赤いレンズ」によって、月の光があっても星々を捉えることができる。

③考え事した月→赤いレンズによって夜空に美しい星々だけでなく月も出ていることを視覚的に捉えている。

④考え事した月が眠り始める→月が眠り、月の明るさが少なくなるとその影響で星々の光がより鮮明に感じられ、夜空が一層美しく感じられることを示唆している。
夜空が一層美しく感じられることが「今よりもっと君の笑顔見たくなる」という心の変化と繋がっている。

以上のように、「考え事した月」と「イカサマな闇-よる」は、夜の状況がイカサマな闇-よる」から「考え事した月」へと変化し、そのような夜の状況と共に心のプロセスも連動して変化していく関係となっています。

2コーラス目サビについて

そして 僕たちは解るだろう 宇宙は自分-この-中で色づいているコト

宇宙という無限に広がってる存在が自分の内面、精神世界でも色づいており、宇宙が多様で美しい色彩で満ちているように、個人の内面も多面的で豊かな感情を持っていることを表現しています。

「そして」とは、続きや結果を示す接続詞であり、次に続く部分が前の部分の結果や結論を示すことが多いです。

つまり、自己と向き合い自分自身の素直な願望に気付いたことで、宇宙が多様で美しい色彩に満ちていることが解るようになった、ということです。

 

クールなlamination解き放て!

「クールなlamination」とは、かっこつけたり大人ぶったりして自分の心がいくつもの層に覆われることを示し、それらを解き放つことで、ありのままの自分をさらけ出すことを示しています。

 

廻る言葉-キューブ- 自在にカタチ作るのさ

「廻る言葉-キューブ-」とは個人の内面、すなわち自己を示しているものと考えられます。

まず、「廻る言葉」の意味するところは、個人の内面では、さまざま思考が繰り返されたりさまざまな感情が巡っていたりしています。このような心の働きを「廻る言葉」として表現しているのではないかと考えられます。

次に、「キューブ」についてですが、キューブは多面的な形状を持つことから、個人の内面が複雑で多面的であることを意味しているものと考えられます。

以上のように、多面的で複雑な自己は、「自在にカタチ作るのさ」と表現されています。これは、自己は固定したものではなく、常に変わり続けるものであることを示唆しています。

自己が変化し成長し続けることによって、人生の中で直面する様々な困難や状況の変化にも柔軟に対処でき常に前向きに行動できるようになるというメッセージが込められていると考えられます。

 

ラスサビについて

そうさ 僕たちは願うだろう 終わることのない風の調べ

まずは、「終わることのない風の調べ」が何を意味しているのかについて考えてみます。

「風の調べ」とは、風が吹くときに発する音や、風が物体とふれあう際に生じる音、あるいは風によって引き起こされる自然の音などを指して使われますが、そのような音を「調べ」と表現することで、風の音を聞いたときに感じられるリズムや音色を音楽の調べや旋律に喩えています。

以上を踏まえたうえで、「終わることのない風の調べ」とは何を示唆しているのでしょうか。

「風の調べ」とは風が吹くときに発する音楽的な響きのことを指しますが、風は吹く方向や強さによって異なる音を生み出します。言い換えると、「終わることのない風の調べ」とは、自然界によって生み出されるさまざまな音楽的響きが終わることなく続くことを示します。

つまり、「終わることのない風の調べ」とは常に新たな風の旋律が生まれ続けるということであり、人生や状況が変わっても新たな始まりが絶えずやってくるということを示唆しているのではないでしょうか。

 

次に、「僕たちは願うだろう」について考えてみます。

「願う」という表現については、「~に願う」と「~を願う」という二つの表現方法が存在します。これを歌詞に当てはめてみると、①「終わることのない風の調べ」願う、②「終わることのない風の調べ」願う、ということになります。

①は願いの対象が「終わることのない風の調べ」そのものであるのに対し、②は「終わることのない風の調べ」に何かの願いを託しているということを意味します。

 

①の場合の願いは「新たな始まりが絶えずやってくること」ということになりますが、②の場合、「新たな始まりが絶えずやってくるということ」に対し、何らかの託されている願いが存在するということになります。

では、②の表現方法を採用する場合、託されている願いの中身は何でしょうか。

「人生や状況が変わっても新たな始まりが絶えずやってくる」ということは、人生において常にチャンスや希望があるということであり、失敗を恐れずに未来に向けて前向きな気持ちで進もうとする願いをそこに託しているのではないかと考えられます。

また、新たな始まりは変化を伴うことが多いです。つまり、新たな挑戦や変化を常に受け入れ前進することで自分自身を成長させ、人生を豊かにする願いもまたそこに託されていると解釈できます。

 

答えはきっといつも

まず、「答えはきっといつも」と、次に続く歌詞である「シンプルなtakt揮う」の二つのフレーズを繋げて意味を考えてみることにします。

「答えはきっといつもシンプルなtakt揮う」となり、少し言葉を補うと「答えはきっといつもシンプルなtakt揮うことである」ということになります。
文法的にも意味的にも不自然なところはないように思われますが、実は大きな矛盾が存在すると考えられます。

1サビの歌詞を振り返ってみると、「答えはそっとmute」です。すでに説明した通り、このフレーズが意味するところは、既存の答えは自らの意志で否定し、自分だけの答えを見つけるというものになります。

従って、「答えはきっといつも」と「シンプルなtakt揮う」を繋げてしまうと、「シンプルなtakt揮う」という答えを明示してしまうことになり「答えはそっとmute」と矛盾するというわけです。

では、「答えはきっといつも」をどのように解釈したらよいでしょうか。

それは、「答えはきっといつも」の後に来る答えの中身については、文字通りミュート(消去)されて歌詞として存在しないということです。

これは、その答えについては、聞き手側がそれぞれ自分自身で考えるというメッセージが込められていると解釈されます。

ここで、「答えはきっといつも」の後に続くフレーズを自分なりに考えてみました。
例えば次のようなフレーズです。


「答えはきっといつも一人一人の心の中にある。」
「答えはきっといつも一つではない。」
「答えはきっといつも変わり続ける。」

 

シンプルなtakt揮う

「takt揮う」とは、指揮者がオーケストラや合唱団などの音楽団体を指揮する行為を指します。指揮者は、音楽の解釈や表現に個性を持ち、自らの感性を音楽に反映させることができる役割を持つ存在です。

つまり、「takt揮う」を人生に置き換えると、自分の人生をどのように自分自身で導くかという意味になると考えられます。

「シンプルな」が示唆するメッセージは、目標に向かって進む際には、細かなノイズや複雑な状況に惑わされず本質にフォーカスすることで、人生において適切な行動や選択ができるということを意味していると考えられます。

楽譜-メロディの地図-歌うのさ

すでに説明した通り、その人らしい、その人のオリジナルの人生の旅を続けることができるということを意味するものと考えられます。

 

「歌うから」と「歌うのさ」のニュアンスの違い

「歌う」という意味は、すでに説明した通り、人生において主体的に自分自身を表現することです。

しかし、1サビでは「歌うから」という表現に対し、ラスサビでは「歌うのさ」という表現になっており、両者に違いが見られます。

このニュアンスの違いについて考えてみます。

「歌うから」は、自分自身の意志の強さや情熱を含むニュアンスがあります。つまり、1サビの段階では、これから人生において主体的に自分自身を表現していくという意志が込められており、その主体的な表現はまだ途中にあることを示唆しています。

一方で、「歌うのさ」は、「歌う」という行為を自然な流れや感覚に従って、自然な行動として表れている様子を示しています。つまり、歌詞全体の中で示されている心のプロセスを通じて、人生において主体的に自分自身を表現することが自然に行えるようになったという、主人公の成長を示しているのではないかと考えられます。

 

まとめ

冒頭でも述べたように、「Violetta」の歌詞のテーマとは、自分自身と向き合い、そのプロセスを通じて人が生きるために大切にすべき考え方や価値観を示しているというものです。

ここで改めて、「Violetta」の歌詞に込められたメッセージをまとめてみます。

1コーラス目Aメロ、Bメロのメッセージ

過去に囚われず未来を向くために、夢や目標を持ち、夢や目標を実現させるためにさまざまななことにチャレンジして自分自身を成長させることが大切。

 

1コーラス目サビのメッセージ

人生はとても自由で変化があり、人生の行き先も予測がつかない。そんな未来に向かって、人生の地図を辿りながら、無理なく落ち着いたペースで自らの人生を主体的に生きることで、その人らしい、その人のオリジナルの人生の旅を続けることができる。

 

2コーラス目Aメロ、Bメロのメッセージ

自分を偽るような不安や心の迷いは一度遮断してみることで、心の状態がクリアになり自分自身と深く向き合えるようになる。その結果、自分自身の素直な感情や願望に気付けるようになる。

 

2コーラス目サビのメッセージ

人の内面は多面的で豊かな感情を持っている。多面的な人の内面は常に成長し変わり続けることで、人生の中で直面する様々な困難や状況の変化にも柔軟に対処でき常に前向きに行動できるようになる。

 

ラスサビのメッセージ

人生や状況が変わっても常にチャンスや希望があるから、失敗を恐れずに未来に向けて前向きな気持ちで進むことが大切である。

 

あとがき

かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、誠にありがとうございました。僕の17年に及ぶ歌詞解釈の旅もここで一区切り迎えた感じですね。

冒頭でも書きましたが、「Violetta」の歌詞って抽象的過ぎて、なんとなくニュアンスは分かっても、いざ言葉にすると結局何が言いたいんだか分からなくなるということの繰り返しでした。

特に、2コーラス目Aメロ、Bメロは難解で、最後まで解釈に苦しみ何度となく解釈の変更を余儀なくされました。

まあ、あくまで僕の独自解釈なので、「Violetta」の歌詞の中にあるように、答えは一つじゃなくてそれぞれみんなが考える解釈が正解なのだと思います。

とりあえず、水樹奈々さんの楽曲で一つの曲の歌詞解釈を完成させたのは「Violetta」が初めてだったので、ものすごい達成感を得ることができました。

他の楽曲の歌詞解釈もやってみたいと思いつつ、しばらくはお休みします(笑)。

改めて、ここまで読んでいただいた皆様に厚くお礼申し上げます。

ちなみにですが、「Violetta」は神話の中での占い師、または夢を渡り歩くナイトウォーカーいう奈々ちゃんのラジオの発言を紹介しましたよね。

そのいずれも出典元が分かりません。ネットだけではありますが、あらゆるワードを使って検索しても一生出てこねー。図書館行ったら分かるかもしれませんが。

何か情報持ってる方いらっしゃいましたら、お知らせ頂けると大変大変喜びマッスル。

 

謝辞

ぽえさんhttps://twitter.com/nanagrandorder
まだ出会って間もない頃だったにもかかわらず、さし飲みで「Violetta」の歌詞解説をしましたよね(笑)。いろいろとご迷惑をおかけしたところもあったかと存じますが、あの時の飲みが「Violetta」歌詞解釈の礎となったことは間違いありません。ありがとうございました。

 

千秋さんhttps://twitter.com/c0121
「Violetta」がまだ歌われる可能性があるからもっと楽曲の理解を深めたいという千秋さんの切実な思いが僕の心を突き動かしました。正直なところ、千秋さんの言葉がなければ何度も挫折した歌詞解釈に再びチャレンジすることはなかったと思います。ありがとうございました。

 

チャモさんhttps://twitter.com/tapestry0121
「Violetta」が人の内面を描いている世界観であるという着想を得たのは、チャモさんの「パレオトピア」の歌詞解釈記事がきっかけの一つだったりします。また、論文審査ではアクセプトの交付及び評価を頂いたことが記事公開の後押しとなりました。ありがとうございました。

 

ホイップさんhttps://twitter.com/vhonvn
間接的にではありますが、ホイップさんが僕のツイッターのリプに反応してくれたことが重要なきっかけとなったように思います。論文審査においてもホイップさん視点からのご意見を頂戴し、改めて自分の解釈を見直してみる機会となりました。ありがとうございました。

【水樹奈々】NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023 GALA07-08 愛知公演 MCメモ

2023年8月12日(土)・13日(日)、愛知県の日本ガイシホールで行われた水樹奈々さんのライブ「NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023GALA 07~08のMCメモです。

 

GALA 07

MC1
・声援が嬉しすぎる。
・声出し解禁はLIVE EXPRESS以来4年ぶり。
・愛知はLIVE ISLANDぶりの声出し解禁。
・早くもツアーは折り返しで後半戦突入。
・ツアー初日はみんなの声を聴いて泣きそうだった。
・探り探りだったけど全くそんなことなかった。完成度高かった。
・愛知も初っ端からぐいぐいきてた。
・外の気温は40度だけど、たいしたことない。
・暑くて気持ちいい。
・熱く叫んで跳んで絶唱できる容赦ないセットリストになってる。
日本ガイシ史上、最低気温で空調を効かせている。
・空調を吹き飛ばす勢いで!
・残念ながら渡辺格さんがコロナになってしまった。
・症状は軽症。魂はここにいる。

 

MC2
・アツいねえ。大丈夫?
・強者ぞろい。
・長袖で頑張ってる。
・回ってコール最高!
・今までは坂竜が代弁してたけど、やっぱりみんなの声。
・しょーがねえなあ。
・雄:曲の完成形を初めて体験できて幸せ。
・答え合わせができた。
駅から見えるモニターにエタブレが見えた。
・これを今からライブでやりに行くんだけど。
・改札出たら違うCMになってた。
東京に着くタイミングに合わせて流していたらしい。
・プロポーズのやり口。
サンデーフォークの方がやってくれた。
・ホール公演のときのように、アリーナ公演でも自撮り棒やりたい。
・夏の夜の気分で、次はアコースティックコーナー。
・各チェリボメンバーにアレンジリーダーを任せた。
・夏っぽい、パレードっぽいアレンジになっている。
・今日は門Dがリーダーの曲。
・メンバーは、門D、チャンプ、コジローさん、チョーさん。
・一番難しいアレンジ。コジローさんは「この後栄のノアに練習しに行きます」と。

(企画曲後のMC)
2回目で完成度が高い。共振を感じる。
・門:同じ方向に進んでる感じ。
・門:ほかの曲はほんわかアレンジが多い中、自分達は若手チームなので夏の攻める感じにしてこのようなアレンジになった。
・ドSですね?
・門:ドSな奈々さんに言われたくないですよ(笑)。奈々さんの楽曲は弾くのが大変。
・門:でも、今度は僕がコジローや雄大に弾くのが大変なんだよと言われる。
・一人SMみたい(笑)。
・攻めの姿勢でよろしくお願いします。
・清涼感をもうちょっと感じてもらってパワーのチャージをしてもらえれば。
・HPを回復してください。

MC3
・目くるめく展開、夜明けからの始まり。
・RUNNERから始まって、コロナ禍でライブが戻ってくるまでの4部作。
・RUNNERはライブが再開して走り始めて、HOMEで自分たちのホームグラウンドが戻って来て、HEROESでその場所を守るヒーローが現れて、PARADEで声出し解禁となって凱旋パレード、お祝いという流れ。
・光りたい、私自身がフロートになる。
・ライブチームの各セクションが協力して私の願いを叶えてくれた。
・LIVE ZIPANGUでは横に長いお奈々鳥だったが、今回は縦に長い。
・大阪公演の時の楽屋にあった太陽の塔に似てるから、お奈々の塔と命名
・飛空艇が出てくるが、あきおはNMボートがいいんじゃないかと。
・幕間映像は、エンタメが危機に瀕して一度すべて失ってしまうが、そこから立ち上がる。
・黒い衣装はワタリガラスで世界に音楽を届ける飛空艇団。
・破壊から立ち上げるときにシン・お奈々に生まれ変わる。リバースデイ。
・花火と共に夜が終わり、デイパレードが始まる。
・みんなのエネルギーで完成する曲。

MC4
・暑いけど最高だね!
・これがライブ、1曲1曲噛み締めている。
・次の言葉は言いたくない。
・みんなの声のパワーが凄い。
・声出しができないときは超音波でやり取りをしていてそのエネルギーも凄かったけど、声のパワーはその何百倍もある。
そのパワーをくれるみんなは魔法使い。
・ステージに来るとみんなのエネルギーで2回回し、3回回しいける。
・本当にありがとう。
・しかも外の気温は40度。
暑いときにカレーを食べるみたいな、暑いときに暑いことをするみたいな。
・次に会える時はマスクをはぎ取って完全体となった理想郷を目指す、そんな思いを込めて次の曲を歌います。

MC5
・ラジオとライブは縁が深い。
・白いハチマキもスマギャンから始まった。
・A&Gゾーンでは最長寿番組となっている。
・LIVE ATTRACTIONのときに美里が楽屋にきてインタビューをしたことが昨日のことのよう。
・1200回では公録イベントをやりたい。
・2023年10月から始まる新アニメ「でこぼこ魔女の親子事情」のOPを担当することが決定。
ビオラという役を担当。体はグラマーだけど中身は16才という設定。
・お母さんは200歳を超える。
・すでに収録は終わった。とても楽しい収録でリラックスできた。
・新曲は今までありそうでなかった曲、トリッキーでかわいらしい曲。

 

GALA 08

MC1
・みんなの声が聴けて本当に嬉しい。
リフターに服が挟まった。コジローさんに救出してもらった。
・待ちに待った4年ぶりの声出し解禁ライブ。
・とびきりアツい。
・昨日も40度。砂漠でしか見たことのないような温度。
・愛知公演はいつも8月の半ばに開催することが多いので暑いイメージ。
暑いけど不思議と平気。熱を熱で制するみたいな。
・砂漠のオアシスにいる感じ。汗が気持ち良い。
ゾーンに入ろう!
・今日の公演で、SSAを抜いて日本ガイシホールが17回の開催で最多となった。
・しかも、今日で222公演目

MC2
・回っての声最高。
・竜:しばらく声がなくてチェリボコーナーはつまらないのかな、大丈夫かなと不安だった。
・竜:今は声が出せるようになってみんなの声援で勇気もらった。
・竜:みんな最高だぜ!
もともと歌でかっこよく見せる構成になっていたが、WOWOWというフレーズを入れてみんなで歌えるようにした。
・竜:会場で歌ってくれた時の感動は大きい。
・竜太さんが振り付けを考えた。
・竜:一世風靡したかつてのイメージ。
・竜:プログレロック。昭和のイメージ。
・最近の北島さんが面白い。
・竜:楽屋では松永さんがずっと喋ってるが、北島さんは喋らないし動かない。
・北:自分の相撲を取るだけ。
・竜:お奈々さんは、この2、3年で2、3回細胞が入れ替わってる。
・竜:お肌がつやつや。
・竜:筋力も衰えていないどころか、逆に強くなっている。
・竜:北島さんは293歳、バンパイアっぽい。

(企画曲後のMC)
・雄:奈々さんからアレンジのヒントをもらった。
・雄:ビーチのバーで椅子に座って音楽を聴いている。
・雄:歌っているのも奈々さんだが、それを聞いているのも奈々さん。
・雄:アレンジをするにあたって、なるべく原曲には無いコードを使ったらイカつくなった。
自分が作曲したときには発想に無かったコードばかりだった。
ホーンアレンジ前提で進めていた。
・チャンプのアレンジは難しい。
・オンラインのFCイベで、「想い」の弾き語りのアレンジを依頼した。
・ブランクがあるから簡単にしてと言ったのに難しかった。
・アルバムの特典に入っていたナナフェスオンラインでもチャンプと二人で7曲収録した。
・雄:本番中にあんなにお腹痛くなったのは初めて。
1曲ずつ撮って、その度にそのテイクがOKかどうかスタッフが審議する。その間、スタジオは静まり返っている。
・司会の鷲崎さんは、こんな震える現場ありますかとびっくりしていた。
ピリピリした緊張感が凄かった。
・雄:音合わせも当日だった。
・いつかステージでもやりましょう!
・雄:はーい!
・ツアーの企画では今までやったことのない企画をやりたいと考えていて、その分、チェリボの一人一人の負担がどんどん大きくなっている。
・お中元にお肉を届けなくてはいけない。

MC3
・てんこ盛りのパレードが開幕。
・コロナからの復活。RUNNERで走り出して、HOMEで居場所が帰ってきて、HEROESでその居場所をヒーローが守って、そして、4年ぶりの声出し解禁ツアーでお祝い、凱旋。
・コロナから立ち上がって光を見出す。
・黒い衣装はワタリガラスをイメージ。音楽で笑顔を届ける飛空艇団。
・その飛空艇団が墜落して復活し、白い衣装になる。ネオお奈々、リバースデイ。
・シン・水樹奈々始動みたいな。
・パレードといったら夢と魔法のイメージがあるので、大きなフロートに乗るじゃなくて、自分自身がフロートになる。
太陽の塔からお奈々の塔と命名地上から高さ7mとなっている。
・飛空艇にも名前を付けたい。
・シン・パレードが始まる。
・アグレッシブな曲、ガンガン跳べますか?

MC4
・最高に気持ちいい。
・最高に幸せ。
・次の言葉は言いたくない。
一瞬で時間が過ぎ去った。これよこれ!
夢中になれる感じは唯一無二のもの。
・同じ時間でも新幹線とかで移動してるときとライブとでは体感速度が違い過ぎる。
・マスクをはぎ取ってみんなの顔を見たい。
・暑い中本当にありがとう。
・新しいライブチームのメンバーにもこんなに激しい曲ばかりで大丈夫かと言われた。
・変わらず声をあげて、愛を感じる。嬉しい。ありがとう。
・理想郷、アルカディアを目指して次の曲を歌います。

MC5
・シャッスはスマギャンから生まれたもの。
スマギャン聴いてくれてる人がライブにも来てくれているか確かめるために白いハチマキを使った。
スマギャンはもう21年続いている。
・年齢と共に大人っぽくなると思ったら、20代後半の小娘な感じのまま。
・このままでライフワーク。
・77歳になるまで縁側トークをしたい。
・新アニメ「でこぼこ魔女の親子事情」のOP主題歌を担当。
ビオラというキャラクターを担当。見た目はボンキュッボンだけど中身は小1、6歳男子みたい。母親のアリッサが大好き。ママラブな女の子。
・コメディ大好き、メンバーも面白い人たちばかり。
・ばかばっかりやってる。
昨日演奏したらチェリボからクレームの嵐。全然シュガーじゃない。
見た目はかわいいけど近づいたら全然可愛くない、難しい曲。

MC6
・ダブルアンコール。記念すべき222公演目なので。
4年ぶりの声出し解禁でまたここから始まる、新たに立ち上がって進む、そんな意味を込めた。

(歌唱後)
去年のHOMEでみんなの声が聞こえなかった曲。完成して嬉しい。
・また愛知に戻ってくる。
RUNNERで吹き飛ばされたバンテリンドーム、もう1回諦めずに立ち向かう。
みんなと一緒に夢を叶えていきたい。

【水樹奈々】NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023 GALA04-05 福島公演 MCメモ

2023年7月22日(土)・23日(日)、福島県いわき芸術文化交流館アリオス 大ホールで行われた水樹奈々さんのライブ「NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023GALA 04~05のMCメモです。

 

GALA 04

MC1
・10年ぶりの福島、ありがとう。
・このツアー初のホール。近いね!
・飛び込みたい。みんなの顔が良く見える。
・4F高い。章夫は2Fで俺は無理と言ってた。
・大丈夫?小さい?
・ホールが綺麗。みんなに抱きしめられているような感覚。
・ギュッとしてよ。抱きしめ返されたい。
・4年ぶりの声出しで初っ端から飛ばしてる。
・テレパシーがリアルに。
・格別、みんなの声で完成する。
・最後までついてきてくれますか?

MC2
・暑いよね!最高に気持ちいい。
・汗でべっとべっと。
・着替えてまいりました。
・生声の「回って」最高。
・今までは坂福の自作自演だった。
・ケニーが誕生日だった。いくつになったんですか?
・(ケ)5ちゃい。年金貰える。
・まーちんが65歳。年金がもらえる人が二人いる。
・ケニーの初参加は2003年。20年経ってる。
・あの頃はタンクトップ着てた。今着れますか?
・(ケ)上着があれば着れる。
・シックスパックTシャツとか着てた。
・(ケ)ツアーで増量した。お得な感じに。
・お菓子はほどほどに。
・夏に誕生日多い。格さんは何歳に?
・(格)3歳。
・ツアーの最後にりゅーたんが59歳の誕生日。
・(りゅ)最後の30代と言われていた。
・とても励まされる。私も77歳まで全然やれる。
・途中で休憩を挟みながらのライブになるのかな(笑)。
・アコースティックコーナー。しっとり、夏らしい、夏の夜、夜のムードのある。
・りゅーたんがリーダー。
・メンバー:格さん、まーちん、コジローさん。
・意外な曲。絶対映える。りゅーたんが得意そう。夏のビーチのイメージ。
・(りゅ)レゲェということで、本編にはない歌の部分を作った。
・自分のイメージは湘南乃風だったんだけど、いざリハでやってみたら峠を越える感じになっていてさすが水樹さんだと思った。
・(りゅ)そうくるんだと。面白いから敢えて本番までそのままにしておいた。
・ハワイアンセンターというか、フラダンスのイメージだったんだけど、天城越えになっちゃった(笑)。
・竜太さん、昭和の名司会者みたい。MCもダンスもこなす。
ナナラボまたやりたい。企んでいる。
・でも、ナナラボやって嬉しいと言ってくれるのはファイヤーだけ。

MC3
・ホールでも大きくなった。ホールでも光りたい。
・調整してもらった。
・パレードだからどうしてもやりたい。自分がフロートになる。
・できないのは寂しい。初の試み。
・声出し解禁のツアー。これまでの歩みを振り返って、コロナでエンタメに元気がなくなる、すべて失ってしまってそこから復活するイメージ。
・黒から白の衣装に。
黒はワタリガラスのイメージで、みんなに音楽を音楽を届けるパレード団。
一度羽を折られて最強の色、白になる。ネオお奈々。プリンセスっぽく。
セーラームーンでメイクアップした。こんな日が来るなんて。
・舞台挨拶があった。真横で三石さんが「月に代わってお仕置きよ。」を言われて昇天しそうになった。ありがたや~。
・チェリボの叫びたいことのコーナーで、章夫が「月に向かって~?」
・北島さん「お仕置きよ!」
・「向かって」じゃない!月破壊しちゃう。
・「ポケモン?」って言われたときに、「ゴー!」って言っちゃった。「ゲットだぜ!」なのに。ポケモンやってたのに反省。みんな凄い。

MC4
・最高だね!
・次の言葉は言いたくない!今来たばっかり!
・時間が経つのが早い。これがライブ、幸せ。
・マスクぐしょぐしょに濡れてない?
変わらない声援を送ってくれてありがとう。愛が深い。鳥肌立ちっぱなし。
・オンラインでアコースティックライブをやって、RUNNERでみんなと再会して、HOMEでツアーができて、そしてようやく声を出し合える。
奇跡の瞬間。直接顔を見て同じ空気を吸って同じ曲で響き合える。最高。
・次はみんなの素敵な顔を見せて。そんな理想郷への思いを込めて次の曲を歌います。

MC5
CIRCUSから10年経った。あの年は初めての台湾公演があり、「Preserved Roses」で西川さんとのコラボがあり熱かった。今も熱い。
・落ち着いたらまた海外公演やりたい。
・シャッスと言い続けて21年。
・1111回を迎えた。
・1111円以内の予算。だれがどのプレゼントを買ったかを当てる企画。
・もし尺が余ったら、もう一個スペシャル企画があった。1問正解するごとに、1円、11円、111円、1111円と増えていく。お金貰えるんだけど全部1円玉硬貨で1111枚。
・一番おいしいイチゴ大福。一番摘み茶、森進一さん、美川憲一さん、千葉真一さんのブロマイド。くのいちのセクシーコスプレ。
・くのいち衣装は余りにスケスケで着れない。紐パンついてる。全部透けてる。
スマギャン保管庫に封印。誰か欲しい人が居ればあげる。
・ステラの前でしか着れない。
公開録音があったら、服の上からだったら着る。
・1200回では公開録音やりたい。

 

GALA 05

MC1
・みんなの声聴けて嬉しい。もっと声響かせて。
・この瞬間を待ちわびていた。
・ホールだから近い。エネルギーを感じる。
・アリーナの熱い空間、それを超えた。
・ダイレクトに伝わる。これがライブ。
・エネルギーを浴びて漲って、世界で一番熱い夜にする。
・またやっと形になって、コロナを経て声出し解禁ライブでエネルギーが爆発して大変。
・ご飯食べてきた?ちゃんと水飲んでる?
・みんなの声で完成する。
・本気の声、本気の声量で。

MC2
・熱い曲の連続で大丈夫ですか?
・飛ばし過ぎず全力で。
・夜にホテルで昨日録った動画を楽しんでた。
・まーちん、回りますよ。センターで。0.5、0.5でお願いします。
・(ま)体の疲れが取れないので、昨日サウナに行った。
・(ま)7分入らないといけないのに5分が限界。
・(ま)サウナは4回しか行ったことがない。
・(ま)ホテルのルームキーをサウナ―のキーに変えた。
・(ま)息ができない。息していいんですよね?
・(ま)鼻でしたら熱い?口呼吸。
・(ま)次は行くか分からない。
・(ま)サウナ入って頑張った、達成感ある。
・(ま)お水もぬるい。気分に浸る。初心者はそれで十分。
・私もサウナにトライしたい。
・サウナってアイスクリームのにおいしない?
・(ま)ライブでは、あまり汗かいてない。代謝が良くない。
・(ま)一番大変そうだけど、実は大丈夫。
・まーちんは、ケニーより1か月早く65歳になった。
・ラインライブみたい。
・ライブに参戦したファンと裸のお付き合いもあったらしい。
・サウナ以上に熱くなっているので、ここでみんなに整ってもらいたい。
スペシャルアコースティックコーナー。リーダーはチャンプ。
・メンバー:門D、ケニー、ファイヤー、ちょーさん。
・夏っぽい、ムーディなアレンジ。
・チャンプ、曲後のインタビューが一番緊張してる。
・今回はボサノバ風のアレンジ。
・(チャ)それぞれに曲が割り当てられててジャンルも書いてあったが、曲名はブランクだった。
・(チャ)こんな感じにしたいというアレンジのイメージを言葉でもらった。
・(チャ)夕暮れのビーチでお酒を飲んでいるというもの。アレンジの方向性が定まった。
・(チャ)歌っているのも奈々さん、それを見ているのも奈々さん。良い音楽を聴きながら。
・「Violetta」は私の作詞作曲。夏の夕暮れのイメージが強い。
・(チャ)複雑な和音を使って、やっても大丈夫かなって思ってたけどものともせず。
・声出しライブどうですか?
・(チャ)わくわくしてた。これが完成形。嬉しい。
・(チャ)エタブレ、これだよね。
・キーボードはいつも後ろにいるから、どんどん前に出すよ!

MC3
・ホールでも巨大化した。
・スタッフさんにこれ大丈夫だったのか聞いたところ、会場の方もびっくりしてたとのこと。
コロナ禍でエンタメがストップ。0から立ち上がることをイメージ。
・黒から白は生まれ変わることを意味。
当たり前がそうじゃない、自分を見つめ直して再び立ち上がる。ネオお奈々。
・巨大になって光りたい。みんなが連携した。
・ZIPANGUのときはお奈々鳥。横に長い。
・何て名前つけようかと考えている。
・大阪のラインナップのときに太陽の塔を持ってきていた。
・巨大化した姿が似ている。なので、お奈々の塔。
塔だといろいろ説明しないと分からないので、まだ(仮)。有明までには決めたい。
・ここからは上げていく。デイパレードが始まる。
歓喜の時、パレードを存分に楽しむ。

MC4
・力がみなぎってくる。心は巨大なパワースポットになってる。
・声出しでツアーができることが決まって本当に嬉しい。
・セトリを決めるときに思いっきり声出ししたい。
・本当に地獄のスパルタ特訓。
・思いが先走っちゃったけどそんな不安も吹き飛んだ。
・この日のために肺活量鍛えてくれたのかな。
・私と同じように楽しみにしてくれてたんだな。
辛い顔せずに笑顔で跳んでくれて、本当にありがとう。みんな大好き!
・直接声で伝え合える。嬉しい。
・ステージごとに幸せをかみしめている。
・ネットでも見ることができるけど、やっぱり生のライブを大事にしていきたい。
・これからも声出して騒ごう!
・鬱陶しいマスクをはぎ取って顔を見せ合える日が来ますように。そんな思いを込めて次の曲を歌います。

MC5
・シャッスっていうのはラジオから生まれた挨拶。
・ラジオを聞いてくれてる人がライブに来てくれているのかな。
白いハチマキを付けている人が団員の証。
・LIVE ATTRACTIONの最初のツアーから。来てくれた人いる?
スマギャン1111回を迎えた。
・おバカなことをやって21年やり続ける。
・最近は昼帯を目指そうと思っているが全然無理。
・大人トーク難しい。一般常識を通っていない。
・7777回やるには昼帯をやるしかない。
・1200回記念は頑張る。あと80回くらい。
・25周年のときかな。

【水樹奈々】テキストマイニングによる「LIVE PARADE」セットリストの歌詞分析(3公演目まで)

現在公演中の水樹奈々さんのライブツアー「LIVE PARADE 2023」のセットリストについて、テキストマイニングによる歌詞分析を試みました。
といっても、まだ3公演しか終わってないということもあり、深い考察はできておりません。
あくまでざっくりとしたものですので、参考程度として温かい目で見てもらえれば幸いです。

ということで、以下は分析についての詳細になります。


対象としたのは、7月9日(日)に大阪城ホールで行われた大阪公演DAY2(GALA03)までのセットリストとし、入れ替え曲も含めております。

企画曲については本編の趣旨とは異なることも考えられるので、本分析からは対象外としております。

また、「LIVE PARADE 2023」が過去の水樹奈々さんのライブツアーと比較してどのような特色があるのかを示すために、「LIVE EXPRESS」「LIVE ISLAND」「LIVE ZIPANGU」のそれぞれのセットリストを比較分析の対象としました。
また、コロナ禍前後でメッセージの違いがあるかどうかについても明確にしたかったため、「LIVE PARADE 」と同様、コロナ禍が始まって以降に行われた「LIVE HOME」は除外しました。

 

頻出語TOP10

「LIVE PARADE」のセットリスト頻出語TOP10と、水樹奈々楽曲全体の頻出語TOP10です。
「夢」「今」「心」「未来」「愛」「胸」「自分」は両者共にTOP10入りしている語になりました。

このうち、「」については、水樹奈々楽曲全体では5位である一方、「LIVE PARADE」では「心」と並んで1位になっています。

「LIVE PARADE」のコンセプトは、コロナ禍から復活し、声出し解禁になったお祝いのための凱旋というのが水樹奈々さんご本人の口から語られています。

コロナ禍においては、人と接触しないことが強く求められ人との繋がりが希薄になった世界でした。言い換えれば、人はその日その日を何とか生きるだけという、いわば無機質な世界だったように思います。

ここで「愛」とは何か考えてみたいと思います。

哲学的でとても難しい命題ですが、少なくとも、無機質な世界には存在しない、人間の感情、心が生み出したものであることは間違いないでしょう。

「愛」には、家族愛、恋愛、自然愛、人類愛といった様々な愛の形がありますが、いずれも自分以外との繋がりを希求した結果であると考えます。

人間が、「物」ではなく人間らしくあるための根源的な営みが「愛」であり、その「愛」が失われた世界がコロナ禍だったといえます。

つまり、「LIVE PARADE」において「愛」が「心」と共に頻出語TOP1になっているのは、「愛」をテーマにすることによってコロナ禍からの復活を示そうとしているということではないでしょうか。

 

過去のライブツアーのセットリスト比較

 

下記の図は、頻出語の出現傾向を分析し、それぞれのライブツアーに特徴的に出現している語を視覚的に把握できるようにした対応分析図です。

図の見方ですが、ライブのタイトルに近い語はそのライブに特徴的な語、反対に原点に近い語は、どのライブにおいても普遍的に出現している語ということになります。

「LIVE PARADE」に最も近い語、つまり「LIVE PARADE」のセットリストにおいて特徴な語は「」ですが、これは非常に特筆すべき点です。

なぜなら、「君」「僕」といった人称代名詞は、水樹奈々さんの楽曲だけでなく、どの楽曲においても頻出する語であり、非常に普遍的に使用されている語だからです。

従って、「君」「僕」といった人称代名詞は、もっと中央寄りに位置してもよいはずです。


では、なぜ「君」が「LIVE PARADE」において特徴的に出現しているのでしょうか。

「君」とは二人称である人称代名詞ですが、二人称とは、相手から見えてる自分、「わたし」と「あなた」という二つの関係性を意味します。

つまり、「LIVE PARADE」では、ファン一人一人に対してメッセージを届けるということをコンセプトにしているからではないでしょうか。

ここで思い出されるのは、2023年1月21日、22日に行われた「LIVE HEROES 2023」のMCです。

ファンのみんなこそがヒーロー。ヒーローであるみんなによって自分は凄い力が出せる。

という趣旨のMCは、水樹奈々さんとファンとの理想的な関係を示すMCとして、非常に印象深いものでした。

ここで改めて、上記の対応分析図を見てみると、「君」と共に「」という語も「LIVE PARADE」に比較的近い位置にあることが分かります。

すなわち、「君」=ファン、「僕」=水樹奈々と読み替えることによって、「LIVE PARADE」を通じて、よりファンとの絆を深めたいというコンセプトがあるのではないかと考えられます。

 

共起ネットワーク図による分析

 

「LIVE PARADE」のセットリストにおいて、どのような語がどのような語と一緒に使われているのか、語同士の繋がりを分かりやすくした図が下記の共起ネットワーク図です。

まず、「世界」という語について、「変わる」「生まれ変わる」という語と結びつきが強いことが分かります。

「LIVE PARADE」におけるMCでは、

何もないところから新たな光を見つける、立ち上がる。
みんなの力で息を吹き返す。
ネオスタイル、新しい。

というようなことが語られており、コロナ禍からの復活によって世界が生まれ変わる、世界が再生されるというメッセージを示すものだといえます。


次に、「見える」という語は、「」「」と強く結びついており、さらに「先」という語は「笑顔」という語と結びつきが強いことが分かります。

これは、コロナ禍からの復活によって明るい兆しが見えるというメッセージであり、見える先に笑顔がある、明るい未来の象徴として「雲」ではなく「空」が見えるということを示しているのではないでしょうか。

 

さいごに


非常にざっくりで簡単ではありますが、「LIVE PARADE」のセットリストについて、テキストマイニングの手法を用いた分析・考察を行ってみました。

論理の飛躍や的外れな点も多々あったかと思いますが、「LIVE PARADE」を通じて水樹奈々さんがファンのみんなに何を伝えたいのか、考える一つのきっかけになれば幸いです。

まだ3公演目なので、入れ替え曲が増えればまた少し結果も変わってくるのではないかと思います。

また、セットリストの構成や流れについても、いろいろと興味深い点が多いように感じています。

例えば、「LIVE PARADE」では「ナイトパレード」と「デイパレード」という二つのコンセプトから成り立っており、12曲目の「恋想花火」までは「ナイトパレード」、13曲目の「サーチライト」からは「デイパレード」という分かりやすい構成になっていますよね。

また、「サーチライト」から始まる「デイパレード」の流れでは、「サーチライト」=新しい世界の再生→「STARTING NOW!」=今ここから世界が始まる/「POWER GATE」=新しい世界の扉を開く→「Higher Dimension」=新しい時代(世界)をより高みに向かって駆け抜けるというものであり、非常に前向きで明確なメッセージになっていると個人的には考えています。

有識者の皆様からお知恵をお借りして、これからももっと「LIVE PARADE」を楽しみたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

【水樹奈々】NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023 GALA02-03 大阪公演 MCメモ

2023年7月8日(土)・9日(日)、大阪府大阪城ホールで行われた水樹奈々さんのライブ「NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023GALA 02~03のMCメモです。

 

GALA 02

MC1
・来たよ5年ぶりの大阪!
・お帰りのみんなの声、嬉しい。
・みんなの奈々ちゃんの声、嬉しすぎる。
・待ちに待ったこの日、みんな元気だった?
・HOMEでツアー再開、神戸公演はあったけど大阪は5年も経ってた。噛み締め中。
阪神が好調のときに来れて良かった。
・マジックが点灯してても良かったのにあれ?他球団ファンの方すいません。
・みんなで六甲おろしは本当は昨日からだった。今日は流れるはず。
・毎年新たに録音。3月くらい。
湘南乃風の若旦那さん、いかつい。
・強そうな二人。自分で言っちゃった(笑)。
・自分が行くと阪神が勝てない。でも、今年の勢いなら。AREを目指して。
・青森から開幕。黒い衣装はワタリガラスをイメージ。
飛空艇に乗って、音楽でみんなに元気を届ける。
・黒なので攻撃的な構成になっている。この先も畳みかける。
みんなで歌って、踊って、跳んで!

MC2
・楽しいね!やっぱり声があるから高まってくる。
・これこそがライブ!ぞくぞくする!
・門D。HOMEのとき、一人だけ回ってって言ってなかった。
・昨日も大阪だったみたいですが、どこで浮気してたんですか?
・門D:頑張って演奏してた。音楽最高、ヴァイオリン最高。
・久々の声出しライブどうですか?
・門D:これこそがライブですね!
・門D:じゃんけんぽん!
サザエさんですか?
・門D:肉まんのペリペリのやつをお皿に乗せてたら、それを格さんがエイヒレと間違えて食べてた。しばらく気付かずに食べてた。
・みんな早くツッコんであげて。
・格:いじられてなんぼ。
・格:水樹奈々さんのコンサートとかけて、大阪の南北方向の道と解く。その心は、筋が通っている。
・ツアーだからこそのスペシャル企画。しっとりゆっとりとしたアコースティックな曲。
・夏らしい、夏を感じるアレンジ。チェリボでそれぞれリーダーを決めた。
・今日は格さんがリーダー。
・格さん持ってる楽器はバンジョー。波乱万丈。
・メンバー:門D、イタルビッチ、りゅーたん、ケニー、ファイヤー、まーちん。
夢と魔法の国を彷彿させるアレンジ。
・格:こういう雰囲気にするとパレード感がある。
・早い段階からいろんな曲をピックアップしてどういうアレンジが良いか打ち合わせした。
・このコンセプトで活きる曲は何があるか。このジャンルはこのリーダーにというのを決めた。
・「Song Communication」は俺がやる、パレードっぽくなる。
・声出し解禁になったから絶対歌いたいと思っていた。
・格:WOWのところはみんなが歌ってくれそうな気がした。
・格:ギターバンジョーギターのチューニングのままで演奏できるが、バンジョーって低い音が出ない。なので、低いの方の弦を12弦ギターの細い弦に張り替えている。
・格:ギターバンジョーが登場するのはこれで3回目くらい。ナナラボと去年のチェリボコーナー。
・事前にデモテープを作ってた。テンポを2上げたり下げたり。
・スケジュールがタイトだったけど知恵を拝借。
・これからもいろんな曲が飛び出す。

MC3
・みんなありがとう。
・情報量が多い。
・フロート、乗り物。自分が一体化している。
・光りたいと会議で提案してあのような形に。
・完成したものを青森で見た。ほかの人が立ちますので。笑っちゃった。
・年末の紅白みたいな。
ジパングのときのように長い。今度は縦に長い。
お奈々フェアリー?名前考える。
・なぜあのような形に?
・ブリッジムービーにあるように、パレード団がやってきた。
4年ぶりの声出し解禁なので、日常が戻ってきてコロナからの復活を感じてもらえるように。
何もないところから立ち上がる。
・ネオスタイル、新しい。
みんなの力で息を吹き返す。
白は最強の色。すべての源。
・マスクはぎとりたい。
・暑い中、適宜水分補給して。

MC4
・一足先にトロッコでみんなの元へ。
パレードだからメインにしたかった。
じっくりみんなの顔を見たかった。
・あまりに楽しくて。みんなの声が聞こえるからわくわくが止まらない。
・EXPRESS以来、RUNNERでライブが再開してから心の声を繋いできた。
・みんなの声が皮膚に振動で伝わってた。
声がない状況に慣れつつあった中で、みんなの声が聴けて私たちのホームはこれだった。やっぱこれだった。
ここに帰ってきてくれてありがとう。
・オンラインライブもあって画面越しが当たり前になりつつあったけど、やっぱり生で同じ空気を吸って。ライブ大好きだ!
いつか将来、マスクはぎとって一人一人の顔を見て。そんな理想郷への思いを込めて最後の曲を歌います。

MC5
・21年の月日が流れた。
スマギャン1111回は珍しくお祝いをするらしい。
・本当?絶対何かある。信じられない。
・1200回記念は何かやりたい。
・クリスマスにFCイベントやる。
・すごろくはやらない。あれはもう伝説。
・FCイベ3では野外でウルトラクイズやった。
・クリスマスらしい曲を歌う。あんな衣装で。
前からやりたかった歌系の企画もあるのでアンケート取る。

 

GALA 03

MC1
・帰ってきたよ、大阪!
・5年ぶり、嬉しい。
・みんなの声もお帰り。
・この日をどれだけ待ちわびたことか。
・コロナでライブがストップして、オンラインもあったけど、RUNNERで徐々に再開して、HOMEでツアーが復活して。
声出し、これでこそライブ。繋がれる、最高。
・声出しができることが決定してからセトリを組んだ。
・とんでもない夜になる。その通り。

MC2
・暑いね。湿度が高い。
・靄がかかっている?これもエネルギーの結晶。
・ちょーさんのところに初めて行ってみる。
・スペース取り過ぎじゃない?
・声出し解禁ライブどうですか?
・福:感慨深い。ホームみたいな感じ。皆さんの声が胸に沁みる。
・ビリビリ、鳥肌。
・ちょーさんはすべり芸
・今回のチェリボのテーマソングも振り付け完璧。坂福で歌うことが恒例になっている。
・福:演奏二人でしてて、またステージに立てて歌えて感無量。
・竜太さんからラインがきた。飲みに行ってた?
・坂:坂福のFCイベがあった。大阪支部。参加者は一人しかいなかった。
・門Dの思い出話。蓬莱の豚まんをエイヒレと間違えて食べた。
・0時半くらいに、これが本物のエイヒレという写真が送られてきた。
・コロナで終演後にご飯行くことがなくなったので、いかに楽屋を盛り上げるか。
・楽屋にタコ焼きコーナーができた。マネージャーが元銀だこの店長。
たこ焼き、豚まん、チーズケーキ、みたらし団子、イカ焼きを食べてパワーチャージできた。
・しっとり清涼感を感じてもらいたい。スペシャルアコースティックアレンジ。
・夏を感じる、パレードを感じる曲。
・今日の曲はケニーがリーダー。
・メンバー:ケニー、格さん、コジローさん(ギター三銃士)
・北:緊張感の中に清涼感もあったような気がします。
・ギター3人のアレンジということでどう思ったか。
・北:いずれも強者ぞろいで心配はしていなかった。あとは呼吸が合うように。
・北:明るさを持った曲。前向きさが引き立つようにあえて悲しいメロディを入れた。
・夏だから絶対入れたいと思った曲。
・ブレイク、ほっこり聴いてもらう。
・普通のアコースティックだと面白くない。ギターだけの構成、潔い。
こういうCDを作りたい。ライブでやってそれっきり。聴けなかった人もいる。
・遠くにいる偉い人にもお願いする。

MC3
・跳んだり大忙し。
RUNNERでライブが復活。HOMEで居場所が戻る。HEROESでその居場所を守る。声出し解禁でお祝いのPARADE。という4部作のような。
・ようやくここまでたどり着いたということをステージで表現したかった。
ワタリガラスで世界を飛び回り、笑顔を届ける。
・コロナからの復活、ネオお奈々になる。
・昨日、おママが見にきてた。
・小林さっちゃんみたい。若返ったわ。わたしいくつに見える?奈々ちゃんも半分くらいの年齢に見えるわよ。
・やり取りを見てたあきおが、それ人の前ではやらないでと。
気持ちはいつでもプリンセス。
・スカート膨らませていく。おてんば姫。自分で言うのもなんだけど(笑)。

MC4
・みんなの近くで笑顔を見て、声を聴けて嬉しかった。
・心がホクホクして次の言葉は言いたくない。
・最高に楽しくてたまんない。
・声が出せなかった時は「ETERNAL BLAZE」っていう部分も念が飛んできてたんだけど、もどかしい気持ちだった。
・ダイレクトに声が聴けて、1曲1曲噛み締めている。
・トロッコから落ちた。
・いろいろなことが日常に戻りつつある。
・オープニングから暑い中、マスクの中洪水になってない?
変わることのない声援を貰えて、深い愛に感謝の気持ちでいっぱい。
・次のライブではマスクをオフにして、そんな理想郷への思いを込めて次の曲。

MC5
・シャッス!をやっと言えた。21年間ありがとう!
スマギャンのプロデューサーも自分でチケットを取って参加している。
・もうすぐ1111回、本当にありがとう!
・お祝いがあるらしいが怖い。でも、楽しみたい。
公開録音をしたい。1200回を目指す。
・FCイベ9決定。FCイベ3ではウルトラクイズやった。
・FCイベでやりたかったこともあるのでアンケート協力してね。
大運動会はやりません。SSAは広い。
・マニアックなことはやる。

【水樹奈々】NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023 GALA01 青森公演 MCメモ

2023年7月2日(日)、青森県の盛運輸アリーナで行われた水樹奈々さんのライブ「NANA MIZUKI LIVE PARADE GALA01」のMCメモです。

 

MC1

・沁みる!待ってたよ!細胞に取り込む。
・嬉しい!特別!
・テレパシーのように、イルカのように聞こえてた。
・LIVE RUNNERでライブが復活してから日々を過ごしてきて。
・声出せるようになったのはLIVE EXPRESS以来4年ぶり。
・みんなの声忘れそうになってた。
・嬉しすぎて、セトリも最後までこんな感じです。


MC2

・盛り上がってますか。
・ぶっ飛ばしてるけど体力大丈夫?
ワタリガラスで世界を渡るパレード団をイメージ。
・黒い衣装が多く重厚。
・厚着してるし、帽子も冬物。
・暑さを暑さで返す。毒を以て毒を制するみたいな。限界突破。
・「回って」は今まで坂福が代わりにやってくれてた。
・恒例なのでチェリボと一緒に回りたい。初日はコジローさん。
・コジローさん、声出しライブどう?
・コ:控え目に言って…最高です!
・コ:全く違うもの。
ライブで声が出せるって言うのは、ダルマの目が入る、魂が入るようなもの。
・りゅーたん、まーちん、チョーさんが美味しそうにご飯食べてる動画が送られてきた。
・いいなあ。私は部屋でお弁当食べてた。
・コ:大好きな先輩たちと飲みたかった。
・やっと交流ができるようになった。
・同じお店の名前が4軒あった。
・サプライズをしようと思って、1軒1軒回っていった。
・赤い髪の人はいないか店員に聞いた。
・探偵みたいに小さな声で「赤い髪の人、あちらにいます。」と。
・マグロいいなあ。なんで誰も誘ってくれないの?
・ここでちょっと清涼感のある曲、夏の夜を感じられる曲。
チェリボでリーダーを決めて、スペシャルアレンジにした。
・夏うたアコースティックを進化したような。
夏の夜空、夏のビーチ沿いのバーに似合うような曲。
・今日のリーダーは門D。
・メンバーは、門D、チャンプ、コジローさん、チョーさん。

(企画曲後のMC)
・攻めたアレンジ。
・門:この4人が一番最年少。若手4人。
・門:爽やかにしようとしたが、チョーさんがもっと難しいアレンジにしてと言うのでこうなった。
・門:本番が一番良かった。
・ツアーの企画をやるにあたって、ミーティングで曲を出し合った。
この曲はこう言う系統が良いかな。
その系統が得意な人にアレンジを任せた。

MC3
・巨大奈々。紅白の幸子様みたいな。
・フライングもありてんこ盛り。
ホームとなる場所が戻ったきたLIVE HOME、そのホームを守るヒーローとしてのLIVE HEROES、凱旋パレードとしてこのLIVE PARADE。
・光りたい。エンジェルみたい。
・光りたいと会議で言った。図面書いたり。スタイリストさんやいろんなセクションが一体化して進めた。
・3、4か月かかった。
・昨日ステージを見て感動。
ジパングといい勝負。横に長かったが、今回は縦に伸びてく。
映像もワタリガラスで旅しててみんなに元気を届けている。
コロナ禍からの復活、現状を投影した映像にしたい。
何もないところから新たな光を見つける。
サーチライトで新しい未来を照らす。
EXPRESSのときに全国を回って各地に光を灯してきた光景が印象深い。
・戻ってきた。あの曲を主軸に置きたい。

MC4
・最高だね!
・手加減なしのセトリでごめん。
・新しいライブチームも入った。
・奈々さん、激しい曲ばかりで大丈夫なんでしょうか?と言われた。
・これが普通です!と答えた。
・みんな強者ぞろい。
・マスクつけながらで洪水。汗拭いて。風邪ひかないでね。
・この後の曲も飛ばす。
・心配してるんだが何なんだか。
・体感速度が速い。まだ5曲目くらい。
・4年ぶりの声出しライブで、コールができてこれでこそライブ。
いつかマスクも解き放って真のフォームで皆さんと最高の理想郷を。

MC5
・シャッス!楽しみにしてた!
・クリスマスにFCイベ。クリスマスだからこそあんな衣装で、あんな曲も。
・ライブ後に振り返りニコ生がある。鷲崎さんも来てくれるかな。
・拷問にも使えそうな足つぼ器具を買った。
・ネタじゃなくて本当に痛い。
・77曲耐久ライブできるように。
・足つぼほぐすぞー!

【水瀬いのり】ライブで泣いたシーンまとめ

水瀬いのりさんが今までのライブで泣いた、あるいは感極まったシーンをまとめてみました。補足情報として、いたシーンの前後のMC、泣いたシーンに関して言及したインタビューやラジオの発言なども記載しております。

情報漏れがある場合や追記した方が良いと思われる情報をお持ちの方はご連絡いただけますと幸いです。

※表示について
・情報はすべてBlu-rayに基づいております。
・タイム表示はBlu-rayにおける泣いたシーンのタイムです。
・「本」…本編、「M」…メイキング
・「A」…涙が流れている、あるいは目が潤んでいるなど、確実に泣いていると思われる状態
・「B」…涙が流れておらず、目も潤んでいるとは客観的に断定できないが表情や声の変化で感極まっていると考えられる状態

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20230516/20230516150006.jpg

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20230516/20230516150010_original.jpg

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20230516/20230516150015_original.jpg