水樹奈々・水瀬いのり研究部

水樹奈々、水瀬いのりについての研究データがメイン。その他、聖地巡礼、別子銅山、新居浜太鼓祭りなど。

【水瀬いのり】「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」埼玉昼公演ネタバレ感想

こんにちわ、テッラです。

2024年2月4日、大宮ソニックシティで行われた「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」埼玉昼公演に参加しました。

今回の記事は、ライブのネタバレ感想記事になります。

本当に素晴らしい公演だったので良かった部分が大半ですが、それとは違って自分の率直な感想というのも正直に書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

本当に待ちに待ったアコースティックライブでした。

水瀬いのりさんのライブに参加するたびに思うのが、バラードの素晴らしさ。その卓越した表現力に心を揺さぶられ、いつも涙腺が緩みっぱなしになります。

水瀬いのりさんの表現力の魅力は、音数が減り生歌が引き立つアコースティックな環境で何倍も高められると思っていました。なので、ライブの中のアコースティックコーナーという形でも良いので、アコースティックアレンジの楽曲を聴きたいとずっと思っていたんですね。

その願いが、コーナーではなく一つのライブとして実現したわけです。
オタクの願いを最高の形で叶えてくれるいのりちゃんが大好きすぎる!

全11曲のどれもが珠玉のアレンジと表現力豊かなお歌で、夢のような幸せな時間はあっという間に過ぎていきました。

多分、半分以上の曲で泣いてたと思う(笑)。

それぐらい水瀬いのり×アコースティックってバケモンすぎる組み合わせだし、今後も定期的にアコースティックライブを開いてもらえるようにお便りを送ったり、こうやって感想を発信したり、道で困っている人(女性声優)を助けて徳を積みたいと思います。

開演前の様子

入場して真っ先に確認したのがステージ上の楽器セット。
というのも、アコースティックライブの楽器編成がどのようになるのか、個人的にとても気になるポイントだったからです。

打楽器はカホンだけなのか、それともコンガやボンゴといったパーカッションのセットになるのか、ギターは二人いるのかいないのか、アコギはスチール弦のアコギだけでなくナイロン弦のアコギ(ガットギター、いわゆるクラシックギターも使われるのか、そういった点です。

席は2階だったのですが、肉眼でもはっきり見えたのがパーカッションのセットと立てかけられたアコギ2本。双眼鏡で確認すると、アコギ2本共にスチール弦のアコギでガットギターは無し。また、パーカッションの近くにはウッドベースがありました。

アコギはステージ下手側にしかなかったので、ギターは一人だということが予想されました。

ここでステージ上手側を双眼鏡で確認すると、椅子が置かれ、椅子の横の台の上にはエフェクターのような機材があります。

つまり、いつものいのりバンドには居ない別の楽器が編成に加わっている?!

双眼鏡ではどんな楽器なのか確認できなかったのですが、これはヴァイオリンしかないだろうと!

予想外だったので開演前からテンションがブチ上っていました。

 

各楽曲の感想

 Wonder Caravan!

小気味よいパーカッションとふくよかで豊かなウッドベースの音色から始まったイントロに優しさ溢れるいのりちゃんの歌。そして、原曲ではアコーディオンだったソロフレーズはヴァイオリンの温かみのある音色に。

これだよ!ワイが待ち望んでいたのはこれなんだよ!

1曲目開始から多分1分も経たないうちに号泣でしたw

自分の想像の中でしか存在しなかったライブが、今まさに現実のものとして目の前に広がっている。

夢が最高の形で現実となった喜びに打ち震えていました。

サビの「僕らが目指した」の部分では、滑らかなミックスボイスの駆け上がりでアコースティックアレンジにチューニングされたかのような歌唱法。前回のスクラップアートツアーでも分かるように、これって試行錯誤しながらやっといのりちゃんが手にした歌唱法なんだよなと胸が熱くなり、またここで号泣でした。

 

春空

今回のアコースティックライブでは3月に千秋楽を迎えるので、3月はもうすぐ春になるというタイミングなので「春空」はあるだろうと予測していました。

原曲では、春のキラキラとした明るい日差しを浴びながら一歩前へ踏み出していくイメージですが、アコースティックでは季節が冬から春へ移り変わる中で花々が芽吹いていくような、じんわりとした温もりを感じられる歌とアレンジで心も温かくなり、また号泣w

ちなみに、この曲が大好きな信頼オタクがおるのですが、イントロがかかった瞬間、その信頼オタクの喜ぶ姿が浮かんできましたw


ハートノイロ

特にこれといって理由はなかったのですが、ライブ当日にふと「ハートノイロ」そろそろ来るんじゃね?と思って、ツイッターにも投稿していました。本当に来ましたw

「ハートノイロ」とアコースティックの相性もまた素晴らしかったですよね。爽やかで温かなメロディをさらにアコースティックで包み込むような感じ。

間奏では、各楽器にソロが回っていく流れでしたが、カントリーを彷彿させるような明るさと素朴さを感じるアレンジが印象的でした。

 

アイマイモコ

個人的に注目していたのは、落ちサビ「君とFly 空見上げたら」のところで、原曲ではアコギのコードストロークが映える部分です。

双眼鏡で植田さんを見ていたのですが、今回のアコースティックではアコギではなくピアノ伴奏のみで、慌てて小畑さんの方に双眼鏡を向けましたw

淡い恋心がより沁みてくるような、胸がキュンキュンようなアレンジといのりちゃんの歌がとても良かったです。

 

Melty night

原曲ではゆったりとした流れるような雰囲気のある楽曲ですが、今回のアコースティックでは軽快なパーカッションのリズムと、ところどころにスタッカートを効かせたアコギの歯切れ良いソロフレーズで、つい体を揺らしてしまうようなノリのあるアレンジ。いのりちゃんの歌も原曲よりグルーヴを感じました。

2コーラス目のAメロは原曲ではウォーキングベースになっているのですが、今回のアコースティックではウッドベースによるウォーキングベース。さらに、パーカッションはスネアに代わり、スウィングするようなリズムで完全にジャズでした。

間奏では、もともとジャズの人である小畑さんのジャジーでトリッキーなピアノソロに痺れまくり。

オタクの影響で「おはよう。すきだよ。おやすみ…。」の部分は必ずいのりちゃんの表情を観測するようになったのですが、「おやすみ…。」のところで口に手を当てていたのがとても可愛かったです。

 

三月と群青

個人的には、今回のアコースティックライブの楽曲の中で最も素晴らしかったと思うアレンジです。

テンポをぐっと落とし、ヴァイオリンとピアノだけという思いきった楽器編成。しっとりと聴かせながら、募る切なさを情感たっぷりに歌い上げるいのりちゃんの歌に涙腺大崩壊。

特に、サビではタメを作ってより感情を乗せて歌っていたのが印象的でした。

ソロから落ちサビの部分では、ブレイクがあって完全な静寂が訪れたあとの歌入りで、切ないピアノ伴奏に乗せてぽつりぽつりとつぶやくように歌ういのりちゃんの歌もまた、心がギュッと締め付けられるような切なさに溢れていました。

これで泣かないのは無理すぎるw

HELLO HORIZON

アコギソロから始まるオリジナルイントロがあり、植田さんが完全なる無双状態でしたw

速弾きだったりスリリングで切迫感のあるコードだったり聴きどころはたくさんあるのですが、個人的にはアコギの音色です。

アコギってもともとは生音の楽器なので、バンドライブの場合、ピックアップと呼ばれる音を増幅する機器をアコギに付けるか、あるいは、ピックアップが内蔵されているアコギ(エレアコ)を使用するのが一般的となっています。

ただ、生音をピックアップによって電気信号に変換し増幅することになるので、どうしてもアコギのナチュラルな音とかけ離れることがあるんですね。

従って、ライブ用にアコギの音作りが必要になってくるのですが、ピックアップの種類やギタリストの思想によって、アコギの音色には個性が出ます。

植田さんの場合、そのアコギの音色が生音に限りなく近くて、とてもナチュラなのです。

ナチュラルな音色は、今回のアコースティックライブに限らず今までの水瀬いのりさんのライブでもそうだったのですが、アコースティックアレンジのハロホラにおいては素晴らしいアコギの音色で最高のアコギソロが聴けるという、個人的には至福すぎる時間でした。

全体的なアレンジですが、1コーラス目はアコギ伴奏のみ、2コーラス目からは「1、2、3」のカウントからパーカッションとベースが入るところがとてもかっこ良かったです。

いのりちゃんの歌については、Dメロの高音域を特に注目して聴いていたのですが、伸びやかで艶のあるミックスボイスが素晴らしかった。

音数が減り歌が聞こえやすくなったアコースティックアレンジという環境下で、改めて、いのりちゃんの歌唱法の進化を実感できた瞬間でした。

 

ココロソマリ

この曲に関しては、正直、あまり感想を言えない、というか、水瀬いのりさんの楽曲の中で一番語彙力を喪失してしまう曲です。

この曲は過去に行われたツアーである「HELLO HORIZON」と「glow」で固定曲になっていましたが、いずれのツアーも全公演参加して全公演で号泣していましたw

個人的な事情で恐縮なのですが、当方、母上様がすでに鬼籍に入っておりまして、この曲を聴くとどうしても母上様のことを思い出してしまうのです。

「ココロソマリ」は家族愛をテーマにしていますが、その家族愛を歌ういのりちゃんの慈しみの感情の深さにいつもいつもやられてしまうんですよね。

泣かないのはマジで無理すぎるw

アコースティックアレンジの「ココロソマリ」の何がどう良かったのか、正直、分からんw

そろそろ「ココロソマリ」は泣かずに冷静に聴きたいと思っていましたが、Aメロからすでにいのりちゃんを見れなくなって、下向いてずっと泣いてる感じでした。完全に異常者w

つまり、アコースティックアレンジの「ココロソマリ」も、ご多分に漏れず、号泣したということですw


アルペジオ

この曲もまた、アコースティックアレンジが施されたことによって楽曲の魅力が増幅された一曲です。

ライブ中では、みんなでクラップして一緒に楽しむアレンジでしたが、ワイ個人としては、二人が出会えた奇跡のような煌めき、そんな歌詞の世界観に深く感情移入してしまって、いつの間にか涙が流れていました。

アルペジオ」はファンの間でも人気曲ですしワイも凄く好きで、自分なりに歌詞の考察をしたことだってあります。

ただ、振り付けがある楽曲なので、今までのライブではいのりちゃんと一緒に振りコピをして楽曲を楽しんでいました。つまり、ライブで楽曲を聴きながらじっくりと歌詞対面することがなかったのです。

今回のアコースティックアレンジによって、より深く歌詞の言葉一つ一つに向き合えることができ、改めて「アルペジオ」の歌詞の素晴らしさに気付くことができました。


harmony ribbon

ラストの「ラララ」は、久しぶりにシンガロングできてとても嬉しかったです。

今回は「男の子だけで」「女の子だけで」といった煽りがあったのですが、「男の子」のときは「いつもありがとう!」と心のこもった感謝の言葉もありました。
(もちろん、「女の子」のときも「ありがとう!」という言葉がありました。)

MCのときの「男の子」には割と突き放した感じになるのが定番(?)だったので、意表を突かれてしまいまたもや涙腺が

これまでもファンといのりちゃんとの絆を紡いできた楽曲ですが、今回のアコースティックライブを経てまた新しい絆が生まれたように思います。


Lucky Clover

「いのりまちの歌」というMCがあったラストの楽曲。明るくて多幸感溢れる、でも、優しくて温かくてどこか泣けてしまうような、そんなアコースティックアレンジの「Lucky Clover」でした。いのりちゃんも本当に楽しそうで幸せそうな笑顔を浮かべていて、こちらも満面の笑みになりました。

 

このアコースティックライブで一番聴きたかった曲について

ツイッターの方では何度も投稿していましたが、このアコースティックライブで一番聴きたかった曲は「BLUE COMPASS」です。しかし、ワイが参加した埼玉昼公演及び夜公演では歌われることはありませんでした。

ワイにとってはとても思い入れのある曲で、オンラインライブである「Starry Wishes」では歌われましたが、現地ライブに限って言うと、2018年の「BLUE COMPASS」ツアー以来、一度も歌われていない楽曲です。

「Starry Wishes」では、インタビューでいのりちゃんが自画自賛するほどの完成度であり、その時からさらに進化したいのりちゃんの歌う「BLUE COMPASS」を聴いて一生分の涙を流したい、そう思っていました。

ただ、アコースティックライブの日が近づき、アコースティックライブそのものに対する期待が高まるにつれて、「BLUE COMPASS」が来なかったとしても、まあそれはそれでしょうがないかなという心境になっていました。聞きたい曲に体重をかけ過ぎると、いざその曲が来なかった時のダメージが大きくなってしまいますし。

とは言いつつ、MCでアンコールが「Lucky Clover」だけであることが分かり、もはや「BLUE COMPASS」が歌われる望みが消えてしまった時に、がっかりとした気持ちが生まれなかったといえば嘘になります。

やっぱり「BLUE COMPASS」をアコースティックで聴きたかったのは本音中の本音ですし、「Lucky Clover」の感想が比較的薄くなってしまったのは、「BLUE COMPASS」のダメージがまだ残ってしまったことが要因であることは否めません。

もちろん、これまで感想を書き連ねてきたように、「BLUE COMPASS」が歌われなかったからといって、このアコースティックライブの価値が損なわれるということは一切ないです。

あくまで、ワイ個人の内心の問題ですね。

そして、その内心の問題も今では解決されています。

とある信頼オタクが、「BLUE COMPASS」は壮大でストーリー性のある楽曲だから、アコースティックではなく音の厚みがある通常のバンドライブで聴きたいという趣旨のことを過去に発言していたのですが、確かにその通りだと思いました。

また、もし、このアコースティックライブで「BLUE COMPASS」が聴けたとしても、ワイが参加できる公演は1公演のみなので、少なくとも、現地では1回しか聴くことができません。だったら、例えば、いずれ開催されるであろうライブツアーの固定曲になれば、それだけたくさん聴ける可能性は高まります。

さらに、セトリの選曲理由を考察して紐解いていけば、「BLUE COMPASS」が外された理由にたどり着き、さらに納得感を得られるかもしれません。

いずれにしても、水瀬いのりさんのファンを続けていけばいつかは聴ける日が来るのですから、改めて、その日を心待ちにする気持ちに切り替わっています。

あともう一つ付け加えると、ワイはそこそこ長く水樹奈々さんのファンも続けているのですが、水樹奈々さんの方でずっと聴きたかった曲は12年待ちました。それに比べればどうということはないですw

ただ、最後にこれだけは言わせてください。ワイが現地参加できず、かつ配信もない滋賀公演の入れ替え枠で「BLUE COMPASS」を歌うのだけはガチで勘弁してほしい。死んでしまうw

 

入れ替え曲について


以前にこんなツイートをしていました。


ですが、埼玉昼公演では「アルペジオ」、夜公演では「旅の途中」という入れ替えが発生しました。

基本的には、愛知公演の配信では「アルペジオ」か「旅の途中」のどちらか一方しか披露されないと考えられるので、場合によっては聴けない曲が出てきます。

ワイは埼玉昼公演にしか参加できないので、愛知公演が「アルペジオ」だった場合は「旅の途中」が聴けないということになります。

他の可能性としては、glow神戸のセトリのことを考えると、入れ替え曲の2曲とも愛知公演で披露される可能性、一方で、さらに新たな入れ替え曲が増える可能性があります。個人的には、どちらの可能性も高くないと考えてます。

とりあえず、このアコースティックライブが映像として残らないのは人類の損失すぎるので、愛知公演で映像化のお知らせ頼む!といったところ。んで、入れ替え曲も一緒に収録してもらえるよう、一ファンの声を公式に届けたいと思います。


さいごに

「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」は本当に素晴らしい公演でした。自分が現地参戦するのは埼玉昼公演だけですが、公演はまだ続きますし、愛知公演の事後配信もあります。また、公演が進むにつれて楽曲全体の完成度もより上がっていくでしょう。

自分の願いが叶ったアコースティックライブ。楽曲のアレンジやいのりちゃんの歌の素晴らしさに感謝しかありません。

いのりちゃん、いのりバンドの皆さん、本当にありがとうございました!!!!!