水樹奈々・水瀬いのり研究部

水樹奈々、水瀬いのりについての研究データがメイン。その他、聖地巡礼、別子銅山、新居浜太鼓祭りなど。

【バンドリ!】MyGO!!!!! ZEPP TOUR 2024「彷徨する渇望」東京公演ネタバレ感想

こんにちわ、テッラです。

2024年2月12日、Zepp Haneda (TOKYO)で行われたMyGO!!!!! ZEPP TOUR 2024「彷徨する渇望」東京公演に現地参加しました。

今回の記事は、初めてMyGO!!!!!のライブに参加したネタバレ感想記事になります。

セトリ全てではなく、特に印象深かった曲をピックアップし、それらの曲について感想を綴るというスタイルで、なるべく簡潔にまとめました。

初めてのMyGO!!!!!のライブということで、良かったことだけでなく感じたことをありのままに書いています。

 

 

はじめに


まずはじめに、MyGO!!!!!との出会いについてです。

今年の正月にリア友を集めて新年会を行ったのですが、招集したメンバーには以前に僕が所属していたアニソンバンドのドラムがいて、そのドラマーからアニメを激推しされたんですね。

そこで、正月休みを使ってアニメを視聴したところドハマり

すぐにでもライブに参加したい気持ちが高まり、素晴らしいご縁があって参加が可能となりました。

ライブ開催までに、楽曲の跳びポやコールの予習だけでなく、ラジオ番組である迷子集会を第1回から視聴し、MyGOに関するほぼ全てのwebインタビューを読み、アニメももう一度全話見直し、準備万端でライブに臨みました。

 

ライブ本編について


物販について

ライブ開催までの割と早い段階でチケットの目途が立っていたので、事前物販の申し込みに間に合いました。

なので、ライブ当日は事前にTシャツ、タオル、ラバーバンドでしっかり装備を固めて現地に馳せ参じることができました。

一応ペンライトも持参したのですが、ライブハウスだし、グッズにペンライトがラインナップされてないってことはそういうことだと思ったので、結局使うことはなかったです。

 

「碧天伴走」~「迷星叫」

場所はDブロックでしたが、柵から2列目で視界は良好でした。

そうして「彷徨する渇望」東京公演が開幕。僕の初めてのMyGOライブは「碧天伴走」から始まります。

ずっと待ち望んでいた燈の生歌ですが、Aメロを歌い始めたところで異変を感じます。
あくまで個人的な感想ですが、どうもマイク乗りが良いとは思えずリバーヴもかかってない感じがする。

音響のせいだろうか?

正直、自分が思い描いていた歌声と違っていたのでかなり戸惑いました。

この音響のままでライブが進むのはしんどいかもしれない。

そんな気持ちに駆られてしまい、「碧天伴走」のみならず次の曲である「影色舞」もテンションが上がり切らず。

ところが、3曲目の「迷星叫」で自分の曇っていた気持ちに一筋の光が差します。
原曲とは違い、イントロでサビをアカペラで歌うという超絶アレンジ。

ウィスパーボイスを駆使して情感たっぷりに歌い上げる燈の歌声に涙腺が刺激され、迷子になっていた自分のテンションにもエンジンがかかってきました。

「名無声」では会場の観客と一緒にコールできたことで、気持ちがよりライブに入っていけるように。

この頃には、ボーカルの音響も修正されたように思いましたし、少なくも1~2曲目で感じた違和感は消えていました。

 

「壱雫空」

極めつけは次の「壱雫空」。

楽曲が始まった途端、僕の心は、楽曲のMVのように曇り空が明け、晴れ間から眩しい光が差したように一気に明るくなりました。そして、自分のテンションも爆上がりし、それと呼応するようにBメロ、サビの跳びポの打点も高くなっていきました。

イントロで燈は歌詞を飛ばしてしまいましたが、それも自分にとってはプラスポイントになりました。

歌詞を間違えたり飛ばしたりってことはプロンプターを使ってない、あるいは使っていても見てないってことになります。

プロンプターを使うこと自体は決して悪いことではなく、むしろごく当たり前になっているかと思います。

でも、個人的には自分で歌詞を覚えてくるアーティストにはやはり好感を持ってしまいますし、そもそもプロンプターを使っていると、プロンプターに目線が映るところがどうしても気になってしまうんですね。

また、歌詞を忘れるということは、それだけ自分の気持ちが高ぶっているという証拠。
世界観に入り込み、自分の気持ちを高めれば高めるほど、それとは相反して記憶は薄れていくのが人間の脳の働きではないかと思います。

なので、燈は、上手く歌を歌おう、良いパフォーマンスしよう、というのではなく、自分のありのままの気持ちをそのままぶつけていくボーカル、そのスタイルはまさに燈そのものだと思い、より自分の熱も上がっていったのでした。

 

「潜在表明」

7曲目の「潜在表明」。
いやぁ、もう衝撃的でしたよね。

なかなか言葉にすることは難しいのですが、僕がMyGOのライブに求めていたもの、むしろ、それ以上のものが「彷徨する渇望」東京公演の「潜在表明」にありました。

燈の心に秘めた抑えきれない衝動、やり場のない感情みたいなものが、魂の咆哮となって放出されたような。

その咆哮に脳天を撃ち抜かれる感覚。
燈の叫びは、僕の心を直接掴んで、掴んだまま、思いっきり振り回してぐちゃぐちゃにかき乱しました。

もう、訳も分からずに号泣していました。
涙が勝手にどんどん溢れていました。
今もあの光景を思い出すだけで涙腺が緩んでしまいます。

その空間、その一瞬にしかない音、声が間違いなくありました。

この日の「潜在表明」は魂の記憶に刻まれました。
一生忘れることはないと思います。

 

「音一会」~「迷路日々」

10曲目の「音一会」では、間奏でメンバー同士が向かい合うシーンでも涙腺崩壊。

こうやってみんなが一つになって、みんなで同じ気持ちを共有して音を奏でている。アニメでもそうだし、リアルライブでもいろんなライブを経験する中で一体感や絆が強くなって、それがMyGO!!!!!というバンドを強くしているんだよなと思ったら、涙が止まらなくなってしまいました。


11曲目の「迷路日々」では出だしから号泣。

ぶつかり合って一度はバラバラになってしまったけど、メンバーみんなが誰一人欠けることなく同じステージに戻ってくることができた。

アニメ本編の、あのキラキラした輝くような最高のライブシーンがフラッシュバックしました。

泣かずにはいられませんでした。

 

「砂寸奏」

本編ラストは新曲である「砂寸奏」の初披露。

イントロの王道ロックなパワーコードフレーズで一気に楽曲の世界に引き込まれました。一方、燈もこぶしを振り上げて観客を煽り、会場のボルテージはどんどん高まっていきます。

さらに印象的だったのが、キメとブレイクが連続するAメロ。

こういうキメとブレイクって、クリックがあってもバンド内の呼吸が合ってないとかっこ良くならないんですよね。
その呼吸がぴったりでめっちゃかっこよかった。

実は、ライブでは燈が歌詞を飛ばしてしまったのですが、初披露だったので、後にMVで確認するまではAメロも含めてイントロだと思っていました。歌がなかった分、逆に演奏のかっこよさが際立って印象深くなったので、ライブとは生き物だなあとつくづく感じます。

サビも一緒にコールができて一体感がありましたし、ライブで盛り上がれる曲がまた増えましたね。

 

アンコール

アンコール1曲目は、念願だった「無路矢」。
楽奈の生歌ホイッスルボイスが凄すぎて鳥肌立ちまくりでした。
重厚感あるギターサウンドも良かったです。

アンコールラスト前のMCでは、再び涙腺崩壊事案が発生。

アンコールではキャラクターではなく、中の人としていろいろおしゃべりしてくれるわけですが、燈役である羊宮妃那さんの「今日にしか感じられないものが沢山あったと思う。それを一生胸の中に留めてもらえたら。」というMCがあったんですね。

それは普段の羊宮さんとしてのお話であるにもかかわらず、お話の内容はまるで燈が言うようなセリフで、羊宮さんと燈って密接不可分で羊宮さんの中にはずっと燈の魂が息づいてるんだなあと改めて実感し、また涙が溢れ出てきてしまいました。


そして、ラストは「焚音打」。

熱さとエモさが全て詰まったような楽曲で、この曲もまた泣けるんですよね。


イントロの燈の語りから疾走感全開なイントロが始まった途端にまたもや涙腺が。Aメロ、Bメロのポエトリーが熱くて心と涙腺をガンガン揺さぶってくる感じでした。

そして、「このパンクロックの中で同じ熱になれるいまがすべて」でもう完全に号泣。

ほんとこれなんだよ!

名状し難い感情の高ぶり、全身の血が沸騰するような心の熱さ。

BanG Dream! It's MyGO!!!!!という作品を通じて得た感動の全てがギュッと凝縮されているようでした。

そして、曲のラストでは「迷子でもいい、迷子でも進めーーーー!」という魂からの絶叫。

燈は、羊宮妃那さんはどんだけ僕の心と涙腺をぐちゃぐちゃにしてくれるんだよ、なんなんだよ、もう!

曲が終わった後は放心状態。
言葉にならず、しばらくずっと立ち尽くしていました。

終わってみれば、最高という言葉だけでは片づけられない、片づけたくない、一生記憶に残るような衝撃的で本当に素晴らしいライブになりました。

 

演奏陣について


ここまでは、ほぼ燈中心に感想を述べてきたのでほかのメンバーについても思ったことを書いてみたいと思います。

楽奈はリードギターらしい派手パフォーマンスもありましたし、「歌いましょう鳴らしましょう」でのタッピングもかっこ良かったです。

愛音はリズムギターとして安定したバッキングでしたし、「砂寸奏」でのパワーコードフレーズを弾く姿に痺れました。

そよは終始安定したリズムキープでしっかり土台としてバンドを支えてくれる感じでした。

最後に立希ですが、個人的には一番好きな演奏でした。
正確なスネア連打や高速タム回し、力強いキックなど、全体としてのドラムさばきが本当に最高でした。

 

その他


本編が終わり、アンコールが始まる前に燈の朗読がありました。

水槽の中にぐるぐる沈み込んでいくみたいな内容だったかと思いますが、あの内容って今までのMyGOの物語と何かしら繋がる部分があるんでしょうか?新参者の僕には全然分からなかったです。

公演が進むにつれて、その謎が解明されていく流れなのかもしれません。

ところで、その「ぐるぐる」というセリフのところで、ペンライト(UOだったかも?)をグルグル回し始めた観客がいました。

そのグルグルを見たほかの観客から笑い声も起きていたのですが、僕としては何一つ面白くなかったですw(UOグルグルそのものに対する嫌悪感はないです。)

 

おわりに


最初こそいろんな不安があったものの、終わってみれば素晴らしい初めてのMyGOライブとなりました。

僕の主現場であるライブとはまた違った熱量、感動がありました。

僕とバンドリの関わりで言えば、アニメは見てましたが、RASのライブに一度行ったきり。そんな僕がここまでMyGOという作品にハマってしまうなんて、人生分からないものですねw

MyGO!!!!!のみなさん、最高に熱くてエモくて、あの時間、あの空間にしかないものを届けてくれて本当にありがとうございました。

これからもMyGO!!!!!を応援していきます!

【水瀬いのり】「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」埼玉昼公演ネタバレ感想

こんにちわ、テッラです。

2024年2月4日、大宮ソニックシティで行われた「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」埼玉昼公演に参加しました。

今回の記事は、ライブのネタバレ感想記事になります。

本当に素晴らしい公演だったので良かった部分が大半ですが、それとは違って自分の率直な感想というのも正直に書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

本当に待ちに待ったアコースティックライブでした。

水瀬いのりさんのライブに参加するたびに思うのが、バラードの素晴らしさ。その卓越した表現力に心を揺さぶられ、いつも涙腺が緩みっぱなしになります。

水瀬いのりさんの表現力の魅力は、音数が減り生歌が引き立つアコースティックな環境で何倍も高められると思っていました。なので、ライブの中のアコースティックコーナーという形でも良いので、アコースティックアレンジの楽曲を聴きたいとずっと思っていたんですね。

その願いが、コーナーではなく一つのライブとして実現したわけです。
オタクの願いを最高の形で叶えてくれるいのりちゃんが大好きすぎる!

全11曲のどれもが珠玉のアレンジと表現力豊かなお歌で、夢のような幸せな時間はあっという間に過ぎていきました。

多分、半分以上の曲で泣いてたと思う(笑)。

それぐらい水瀬いのり×アコースティックってバケモンすぎる組み合わせだし、今後も定期的にアコースティックライブを開いてもらえるようにお便りを送ったり、こうやって感想を発信したり、道で困っている人(女性声優)を助けて徳を積みたいと思います。

開演前の様子

入場して真っ先に確認したのがステージ上の楽器セット。
というのも、アコースティックライブの楽器編成がどのようになるのか、個人的にとても気になるポイントだったからです。

打楽器はカホンだけなのか、それともコンガやボンゴといったパーカッションのセットになるのか、ギターは二人いるのかいないのか、アコギはスチール弦のアコギだけでなくナイロン弦のアコギ(ガットギター、いわゆるクラシックギターも使われるのか、そういった点です。

席は2階だったのですが、肉眼でもはっきり見えたのがパーカッションのセットと立てかけられたアコギ2本。双眼鏡で確認すると、アコギ2本共にスチール弦のアコギでガットギターは無し。また、パーカッションの近くにはウッドベースがありました。

アコギはステージ下手側にしかなかったので、ギターは一人だということが予想されました。

ここでステージ上手側を双眼鏡で確認すると、椅子が置かれ、椅子の横の台の上にはエフェクターのような機材があります。

つまり、いつものいのりバンドには居ない別の楽器が編成に加わっている?!

双眼鏡ではどんな楽器なのか確認できなかったのですが、これはヴァイオリンしかないだろうと!

予想外だったので開演前からテンションがブチ上っていました。

 

各楽曲の感想

 Wonder Caravan!

小気味よいパーカッションとふくよかで豊かなウッドベースの音色から始まったイントロに優しさ溢れるいのりちゃんの歌。そして、原曲ではアコーディオンだったソロフレーズはヴァイオリンの温かみのある音色に。

これだよ!ワイが待ち望んでいたのはこれなんだよ!

1曲目開始から多分1分も経たないうちに号泣でしたw

自分の想像の中でしか存在しなかったライブが、今まさに現実のものとして目の前に広がっている。

夢が最高の形で現実となった喜びに打ち震えていました。

サビの「僕らが目指した」の部分では、滑らかなミックスボイスの駆け上がりでアコースティックアレンジにチューニングされたかのような歌唱法。前回のスクラップアートツアーでも分かるように、これって試行錯誤しながらやっといのりちゃんが手にした歌唱法なんだよなと胸が熱くなり、またここで号泣でした。

 

春空

今回のアコースティックライブでは3月に千秋楽を迎えるので、3月はもうすぐ春になるというタイミングなので「春空」はあるだろうと予測していました。

原曲では、春のキラキラとした明るい日差しを浴びながら一歩前へ踏み出していくイメージですが、アコースティックでは季節が冬から春へ移り変わる中で花々が芽吹いていくような、じんわりとした温もりを感じられる歌とアレンジで心も温かくなり、また号泣w

ちなみに、この曲が大好きな信頼オタクがおるのですが、イントロがかかった瞬間、その信頼オタクの喜ぶ姿が浮かんできましたw


ハートノイロ

特にこれといって理由はなかったのですが、ライブ当日にふと「ハートノイロ」そろそろ来るんじゃね?と思って、ツイッターにも投稿していました。本当に来ましたw

「ハートノイロ」とアコースティックの相性もまた素晴らしかったですよね。爽やかで温かなメロディをさらにアコースティックで包み込むような感じ。

間奏では、各楽器にソロが回っていく流れでしたが、カントリーを彷彿させるような明るさと素朴さを感じるアレンジが印象的でした。

 

アイマイモコ

個人的に注目していたのは、落ちサビ「君とFly 空見上げたら」のところで、原曲ではアコギのコードストロークが映える部分です。

双眼鏡で植田さんを見ていたのですが、今回のアコースティックではアコギではなくピアノ伴奏のみで、慌てて小畑さんの方に双眼鏡を向けましたw

淡い恋心がより沁みてくるような、胸がキュンキュンようなアレンジといのりちゃんの歌がとても良かったです。

 

Melty night

原曲ではゆったりとした流れるような雰囲気のある楽曲ですが、今回のアコースティックでは軽快なパーカッションのリズムと、ところどころにスタッカートを効かせたアコギの歯切れ良いソロフレーズで、つい体を揺らしてしまうようなノリのあるアレンジ。いのりちゃんの歌も原曲よりグルーヴを感じました。

2コーラス目のAメロは原曲ではウォーキングベースになっているのですが、今回のアコースティックではウッドベースによるウォーキングベース。さらに、パーカッションはスネアに代わり、スウィングするようなリズムで完全にジャズでした。

間奏では、もともとジャズの人である小畑さんのジャジーでトリッキーなピアノソロに痺れまくり。

オタクの影響で「おはよう。すきだよ。おやすみ…。」の部分は必ずいのりちゃんの表情を観測するようになったのですが、「おやすみ…。」のところで口に手を当てていたのがとても可愛かったです。

 

三月と群青

個人的には、今回のアコースティックライブの楽曲の中で最も素晴らしかったと思うアレンジです。

テンポをぐっと落とし、ヴァイオリンとピアノだけという思いきった楽器編成。しっとりと聴かせながら、募る切なさを情感たっぷりに歌い上げるいのりちゃんの歌に涙腺大崩壊。

特に、サビではタメを作ってより感情を乗せて歌っていたのが印象的でした。

ソロから落ちサビの部分では、ブレイクがあって完全な静寂が訪れたあとの歌入りで、切ないピアノ伴奏に乗せてぽつりぽつりとつぶやくように歌ういのりちゃんの歌もまた、心がギュッと締め付けられるような切なさに溢れていました。

これで泣かないのは無理すぎるw

HELLO HORIZON

アコギソロから始まるオリジナルイントロがあり、植田さんが完全なる無双状態でしたw

速弾きだったりスリリングで切迫感のあるコードだったり聴きどころはたくさんあるのですが、個人的にはアコギの音色です。

アコギってもともとは生音の楽器なので、バンドライブの場合、ピックアップと呼ばれる音を増幅する機器をアコギに付けるか、あるいは、ピックアップが内蔵されているアコギ(エレアコ)を使用するのが一般的となっています。

ただ、生音をピックアップによって電気信号に変換し増幅することになるので、どうしてもアコギのナチュラルな音とかけ離れることがあるんですね。

従って、ライブ用にアコギの音作りが必要になってくるのですが、ピックアップの種類やギタリストの思想によって、アコギの音色には個性が出ます。

植田さんの場合、そのアコギの音色が生音に限りなく近くて、とてもナチュラなのです。

ナチュラルな音色は、今回のアコースティックライブに限らず今までの水瀬いのりさんのライブでもそうだったのですが、アコースティックアレンジのハロホラにおいては素晴らしいアコギの音色で最高のアコギソロが聴けるという、個人的には至福すぎる時間でした。

全体的なアレンジですが、1コーラス目はアコギ伴奏のみ、2コーラス目からは「1、2、3」のカウントからパーカッションとベースが入るところがとてもかっこ良かったです。

いのりちゃんの歌については、Dメロの高音域を特に注目して聴いていたのですが、伸びやかで艶のあるミックスボイスが素晴らしかった。

音数が減り歌が聞こえやすくなったアコースティックアレンジという環境下で、改めて、いのりちゃんの歌唱法の進化を実感できた瞬間でした。

 

ココロソマリ

この曲に関しては、正直、あまり感想を言えない、というか、水瀬いのりさんの楽曲の中で一番語彙力を喪失してしまう曲です。

この曲は過去に行われたツアーである「HELLO HORIZON」と「glow」で固定曲になっていましたが、いずれのツアーも全公演参加して全公演で号泣していましたw

個人的な事情で恐縮なのですが、当方、母上様がすでに鬼籍に入っておりまして、この曲を聴くとどうしても母上様のことを思い出してしまうのです。

「ココロソマリ」は家族愛をテーマにしていますが、その家族愛を歌ういのりちゃんの慈しみの感情の深さにいつもいつもやられてしまうんですよね。

泣かないのはマジで無理すぎるw

アコースティックアレンジの「ココロソマリ」の何がどう良かったのか、正直、分からんw

そろそろ「ココロソマリ」は泣かずに冷静に聴きたいと思っていましたが、Aメロからすでにいのりちゃんを見れなくなって、下向いてずっと泣いてる感じでした。完全に異常者w

つまり、アコースティックアレンジの「ココロソマリ」も、ご多分に漏れず、号泣したということですw


アルペジオ

この曲もまた、アコースティックアレンジが施されたことによって楽曲の魅力が増幅された一曲です。

ライブ中では、みんなでクラップして一緒に楽しむアレンジでしたが、ワイ個人としては、二人が出会えた奇跡のような煌めき、そんな歌詞の世界観に深く感情移入してしまって、いつの間にか涙が流れていました。

アルペジオ」はファンの間でも人気曲ですしワイも凄く好きで、自分なりに歌詞の考察をしたことだってあります。

ただ、振り付けがある楽曲なので、今までのライブではいのりちゃんと一緒に振りコピをして楽曲を楽しんでいました。つまり、ライブで楽曲を聴きながらじっくりと歌詞対面することがなかったのです。

今回のアコースティックアレンジによって、より深く歌詞の言葉一つ一つに向き合えることができ、改めて「アルペジオ」の歌詞の素晴らしさに気付くことができました。


harmony ribbon

ラストの「ラララ」は、久しぶりにシンガロングできてとても嬉しかったです。

今回は「男の子だけで」「女の子だけで」といった煽りがあったのですが、「男の子」のときは「いつもありがとう!」と心のこもった感謝の言葉もありました。
(もちろん、「女の子」のときも「ありがとう!」という言葉がありました。)

MCのときの「男の子」には割と突き放した感じになるのが定番(?)だったので、意表を突かれてしまいまたもや涙腺が

これまでもファンといのりちゃんとの絆を紡いできた楽曲ですが、今回のアコースティックライブを経てまた新しい絆が生まれたように思います。


Lucky Clover

「いのりまちの歌」というMCがあったラストの楽曲。明るくて多幸感溢れる、でも、優しくて温かくてどこか泣けてしまうような、そんなアコースティックアレンジの「Lucky Clover」でした。いのりちゃんも本当に楽しそうで幸せそうな笑顔を浮かべていて、こちらも満面の笑みになりました。

 

このアコースティックライブで一番聴きたかった曲について

ツイッターの方では何度も投稿していましたが、このアコースティックライブで一番聴きたかった曲は「BLUE COMPASS」です。しかし、ワイが参加した埼玉昼公演及び夜公演では歌われることはありませんでした。

ワイにとってはとても思い入れのある曲で、オンラインライブである「Starry Wishes」では歌われましたが、現地ライブに限って言うと、2018年の「BLUE COMPASS」ツアー以来、一度も歌われていない楽曲です。

「Starry Wishes」では、インタビューでいのりちゃんが自画自賛するほどの完成度であり、その時からさらに進化したいのりちゃんの歌う「BLUE COMPASS」を聴いて一生分の涙を流したい、そう思っていました。

ただ、アコースティックライブの日が近づき、アコースティックライブそのものに対する期待が高まるにつれて、「BLUE COMPASS」が来なかったとしても、まあそれはそれでしょうがないかなという心境になっていました。聞きたい曲に体重をかけ過ぎると、いざその曲が来なかった時のダメージが大きくなってしまいますし。

とは言いつつ、MCでアンコールが「Lucky Clover」だけであることが分かり、もはや「BLUE COMPASS」が歌われる望みが消えてしまった時に、がっかりとした気持ちが生まれなかったといえば嘘になります。

やっぱり「BLUE COMPASS」をアコースティックで聴きたかったのは本音中の本音ですし、「Lucky Clover」の感想が比較的薄くなってしまったのは、「BLUE COMPASS」のダメージがまだ残ってしまったことが要因であることは否めません。

もちろん、これまで感想を書き連ねてきたように、「BLUE COMPASS」が歌われなかったからといって、このアコースティックライブの価値が損なわれるということは一切ないです。

あくまで、ワイ個人の内心の問題ですね。

そして、その内心の問題も今では解決されています。

とある信頼オタクが、「BLUE COMPASS」は壮大でストーリー性のある楽曲だから、アコースティックではなく音の厚みがある通常のバンドライブで聴きたいという趣旨のことを過去に発言していたのですが、確かにその通りだと思いました。

また、もし、このアコースティックライブで「BLUE COMPASS」が聴けたとしても、ワイが参加できる公演は1公演のみなので、少なくとも、現地では1回しか聴くことができません。だったら、例えば、いずれ開催されるであろうライブツアーの固定曲になれば、それだけたくさん聴ける可能性は高まります。

さらに、セトリの選曲理由を考察して紐解いていけば、「BLUE COMPASS」が外された理由にたどり着き、さらに納得感を得られるかもしれません。

いずれにしても、水瀬いのりさんのファンを続けていけばいつかは聴ける日が来るのですから、改めて、その日を心待ちにする気持ちに切り替わっています。

あともう一つ付け加えると、ワイはそこそこ長く水樹奈々さんのファンも続けているのですが、水樹奈々さんの方でずっと聴きたかった曲は12年待ちました。それに比べればどうということはないですw

ただ、最後にこれだけは言わせてください。ワイが現地参加できず、かつ配信もない滋賀公演の入れ替え枠で「BLUE COMPASS」を歌うのだけはガチで勘弁してほしい。死んでしまうw

 

入れ替え曲について


以前にこんなツイートをしていました。


ですが、埼玉昼公演では「アルペジオ」、夜公演では「旅の途中」という入れ替えが発生しました。

基本的には、愛知公演の配信では「アルペジオ」か「旅の途中」のどちらか一方しか披露されないと考えられるので、場合によっては聴けない曲が出てきます。

ワイは埼玉昼公演にしか参加できないので、愛知公演が「アルペジオ」だった場合は「旅の途中」が聴けないということになります。

他の可能性としては、glow神戸のセトリのことを考えると、入れ替え曲の2曲とも愛知公演で披露される可能性、一方で、さらに新たな入れ替え曲が増える可能性があります。個人的には、どちらの可能性も高くないと考えてます。

とりあえず、このアコースティックライブが映像として残らないのは人類の損失すぎるので、愛知公演で映像化のお知らせ頼む!といったところ。んで、入れ替え曲も一緒に収録してもらえるよう、一ファンの声を公式に届けたいと思います。


さいごに

「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」は本当に素晴らしい公演でした。自分が現地参戦するのは埼玉昼公演だけですが、公演はまだ続きますし、愛知公演の事後配信もあります。また、公演が進むにつれて楽曲全体の完成度もより上がっていくでしょう。

自分の願いが叶ったアコースティックライブ。楽曲のアレンジやいのりちゃんの歌の素晴らしさに感謝しかありません。

いのりちゃん、いのりバンドの皆さん、本当にありがとうございました!!!!!

【水瀬いのり】いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-埼玉昼公演MCメモ

2024年2月4日(日)、大宮ソニックシティ大ホールにて行われた水瀬いのりさんのライブ「いのりまち町民集会2024 -ACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!-」埼玉昼公演のMCメモです。

 

MC1
・普段の町民集会はライブパートだけじゃなくトークやバラエティコーナーもあるが、今回はACOUSTIC LIVE Wonder Caravan!ということで、私自身も初めてのアコースティック空間。
・皆さんもどんな感じになるのかドキドキワクワクして待っててくれたと思う。
・アコースティックということでCD音源とは異なる音。
・みんなで練習してきたので、一緒に空間を楽しんで。
手拍子とか一緒にリズムを刻むときはぜひ参加して、一緒の空間にいることを確かめてくれたら。
・緊張している。
・またやってほしいと思ってもらえる空間にできるように一生懸命歌います。
をしてきて、その中で出会ったいろんな人たちの思いとか音楽とか共有できる温かみのあるセットになっている。
・FCイベントでここまでセットを作り込んだのも初めてで、目で見るものも楽しんで。
・バンドメンバー、旅の仲間たちの紹介。
ウッドベース→みっちーさん(島本道太郎)
アコースティックギター→じっじーさん(植田浩二)
・キーボード→おばちゃん(小畑貴裕)
・パーカッション→にゃんち〜さん(若森さちこ) New!
・ヴァイオリン→すまりさん(須磨和声)             New!


MC2
(お便りコーナー)
Q:親にサプライズしたい。何が良い?
・これをそのまま聞かせたらそれがサプライズになるのでは。
・(島)いのりちゃんはご両親に何かあげたことはある?
・自由に使って…
・(島)現ナマ?(笑)
・何でも買ってくるし、こんなの買ったよって話も盛り上がる。
・母親とは何でも話す。でも、今日のセトリは言ってない、サプライズ。
いつもはリハの音源とかセトリを見せたりして作戦会議をする。
・(小)親とは半々で住んでて。すきなもの、ケーキを買って帰ったりする。
・目が真っ黒のすまりは?
・(す)ボール…野球しようぜ!
・男の子ならではかも。
・(す)ちゃんと聞いてなくて…。
・いろいろ考えて目が真っ黒だと思ってたら、シンプルに緊張しちゃったのかな。ボールしようぜ(笑)。
・思いが伝わればそれだけで嬉しいと思う。一緒にご飯食べたりとかも良いと思う。

Q:アコースティックアレンジを歌う上で気をつけているポイントは?
・曲によってテンポが違う。原曲のビートが沁み込んでいるから、つい元のテンポで歌いたくなるのをリハで修正して、アコースティックのテンポ感を体に馴染ませた。
・(島)アレンジ考えた時に、テンポを変えているのでそれが大丈夫かなと不安だったけど、初回のリハからバッチリだった!
・違うテンポで歌うことは新しい発見があった。贅沢な空間。
・(にゃ)今回はクリックがない。
・マニピュレーターがいない。
・(にゃ)全部自由、歌わなくてもいい。演奏は待ってくれますよ。
・そうか。タメたりとか自分の間合いで自由にできる。それにみんなが付いてきてくれることを音で感じることがある。この場限りの音をみんなで作ってくれてる。
・(植)テンポがいつもより遅い。ギターから始まる曲はいつものテンポが沁み込んでいるから、ちゃんとしなきゃと思って…。
・いつもはちゃんとしてないの?
・(植)違う違う(笑)。
・(植)出だしをちゃんとしなきゃと思ってメトロノームを買った。
・(植)小さなあらちゃん。いついなくなっても大丈夫。
・時代だ~。でも人力で頑張りたい。
・(植)いつもはツインギターだけど今日は一人だから余白が多くある。その余白をどう埋めるかを楽しみながらやってる。
・リハのときに、プロだから当たり前だと思うけど、曲の途中から1、2、3ですぐ入れるところにいちいち感動している。
・私は音符が読めないから、バンドメンバーには音符が言葉に見えてるのかなと。
・阿吽の呼吸、クリックがないからカウント取って入るのが曲の入り口になっている。それが生感、呼吸してる感じがして刺激を受けている。

Q:いのりバンドに加入するならどの楽器をやりたい?
・バンド内でのシャッフルも良いね。みんなはほかの楽器演奏できるの?
・(島)シンセベースも弾ける。
・(す)ピアノちょっとできる。
・(小)ピアノだけ。
・(にゃ)ギター弾ける。楽器やりたがり。歌もやってる。
・コーラス一緒にやろう!
・(植)遊びでドラム。あと、構造似てるからベースも一応。
・三味線は弾けないの?
・(植)ギターと三味線の違いは、エレキベースウッドベースぐらい違う。
(三味線、ウッドベースはフレットがない。)
・今日演奏したマラカスできる!プロフィールに書ける!
・ヴァイオリンやりたい。あごに挟むのに憧れている。
・それって枕みたいに自分で選べるの?
・(す)一応木なの。
木なんだ!ふわふわしてないんだ!冷たいんだ!痛いんだ!
・ピアノとかやってみてって話はちょこちょこ来てるが逃げてる。
・期待されるのが怖いし、どうなってますかって言われるのも怖いので。

MC3
・アコースティックバージョンになることで曲の向き合い方が初めてなことが多くて練習もたくさんした。
・「三月と群青」は切ない曲だけどロックな感じが原曲だけど、今回は特にヴァイオリンであごを痛める…(笑)。
・イントロは「カノン」で入った。
・この場で奏でてる。音源を先に聴いていたけど、会場で聴けるのが羨ましい。
・イントロで何がくるのか分からない。皆さんの特権。
この場限りのものなので噛み締めながら聴いて下さい。
・次の曲は思いを込めて、自分で歌詞を書いた曲。

MC4
・「アルペジオ」も原曲はエレクトロな感じだけど、生の感じ、雰囲気が違ってテンポとかも変わってるので、ノリ方も変わって凄く楽しかった。
・次の曲が最後の曲です。すいません、すいません。
・みんなの声も一つの楽器。一緒にハーモニーを奏でて声を出してくれたら。
・私の気持ちに応えてくれる感じで最後は盛り上がってくれたら嬉しいです。

MC5
・緊張もあったけど楽しかった。
・アコースティックライブを通して過去の楽曲の新しい魅力を発見してくれたら嬉しい。
・曲の向き合い方、歌い方、届け方も変わっていくので学びのある時間だった。
・これからもやっていきたいと思えるような経験になった。
・最後の1曲はいのりまちらしい楽曲で笑顔になれたら。
いのりまちの歌だと私が思っている歌です。「Lucky Clover」

MC6
・届いてるよと言う瞳に支えられながら11曲歌った。
・今回の町民集会はバンドという形でお届けできた。皆さんが支えてくれてるからこそ。
・またお会いできる日が楽しみになる公演になってくれると嬉しい。

「春日影」のギターがカポタストを付けて演奏されている理由/BanG Dream! It's MyGO!!!!!

こんにちわ、テッラです。

この正月休み、友人の勧めでテレビアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」(以下、「MyGO」)を視聴したのですが、めっちゃくちゃ面白くて一気にハマってしまいました。高松燈羊宮妃那さんが大好きすぎる!

筆者は少々ギターを嗜んでいるのですが、作品のテーマがバンドということで、ギター演奏という観点からも非常に強いこだわりを持って制作された作品だと感じました。

本記事は、そのギター演奏に着目し、作中に登場する様々な音楽的要素をギター未経験者の方でも分かりやすいように解説しながら、『「春日影」のギターがカポタストを付けて演奏されている理由は何か』というテーマを掲げ、その考察を試みた記事になります。

ギター経験者の方にとって前半部分は既知の情報だと思いますので、その場合は「4.なぜ愛音はカポを付けて「春日影」を演奏したのか。」へ飛んでいただければと思います。

 

はじめに

カポタストとは?

まず初めに、「カポタスト」とはどのようなものなのかを解説していきます。

カポタストとは、特定のフレットをまとめて押さえるための演奏補助器具で、略して「カポ」とも呼ばれます。

フレットとは、ギターのネック上に打ち込まれた棒状の金属のことをいいます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240110/20240110234642.jpg

上記の画像ように、ギターのネック部分はフレットという金属の棒によって縦に仕切られており、左側から順にフレットに番号が振られています。

フレットの役割は、弦を触れさせることによって正確に音程を鳴らすことができるというものです(一方で、ヴァイオリンの場合は同じ弦楽器でありながらフレットがないのでその分演奏が難しいと言われています。)

次に、以下の画像をご覧ください。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111213902.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第7話より引用>


この画像は、「MyGO」7話で愛音が「春日影」を演奏しているシーンですが、愛音のギターのネックに挟み込まれている洗濯ばさみのようなものが「カポ」です。

つまり、『「春日影」のギターがカポタストを付けて演奏されている理由』とは、具体的には「MyGO」7話における愛音のギターのことを言っています。

カポタスト」に着目した理由

筆者がなぜここに着目したかというと、基本的にはカポはアコースティックギターではよく使用されますが、エレキギターではあまり使うことがないためです。

愛音のように、ギター初心者ならばエレキギターでも使うことはあり得るのですが、本当にそれだけの理由なのか?もっと違う理由も隠されているのではと考えるようになりました。

そんな疑問からカポを付けている理由を掘り下げていったところ、筆者なりにちゃんとした意味があるという結論に達しました。

ただ、カポってけっこう奥が深い道具なんですよね。カポを付けている意味を解き明かしその理解を深めるために、まずは「コード」とは何かというところから話を進めていきたいと思います。

コードについて

コードとは?

「コード」とは、同時に演奏された2つ以上の音のハーモニーで、最も基本的なコードでは3つの音程を使います。

「コード」というワードについては、「MyGO」4話後半、スタジオで愛音のギターの腕前を披露する場面があり、

立希:「それ、コードだし。」
愛音:「ギターはコードに始まり、コードに終わるんです~。」

というやり取りがありましたね。


コードの役割

一般的に、大衆音楽においてはメロディ(主旋律)だけでは成立せず伴奏が必要となりますが、伴奏を行うにあたって、どのように音を積み重ねればよいかを示したものがコードになります。

コードは、積み重ねる音の数や音程によってさまざまな聴こえ方(響き方)がするので、さまざまなコードを組み合わせることによって響きを変え楽曲のストーリーを演出することができるというわけです。

コードの仕組み及び表記方法

以下の画像は、上記と同じく「MyGO」4話後半、スタジオで愛音のギターの腕前を披露する場面で、愛音がコードを押さえて「ふふーん、どう?Cコード。」と得意げになるシーンです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111032342_original.jpg
<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第4話より引用>

まず、「C」というアルファベットの意味ですが、これは「ドレミファソラシド」という音階とアルファベットが以下のように対応しています。
C=ド
D=レ
E=ミ
F=ファ
G=ソ
A=ラ
B=シ

次に、コードは最も低い音を基準にして、順に高い音を重ねていく仕組みとなっています。「Cコード」とは、最も低い音が「ド=C」になり、その上に「ミ=E」と「ソ=G」を積み重ねた和音になります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111013101.jpg

 

コードネームとダイヤグラム

以下の画像は、「MyGO」6話冒頭で愛音が「春日影」の練習をしているシーンで登場する楽譜です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111020717_original.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>

 

左側の楽譜には「E」「B」「F#」などの様々な形式のアルファベットが並んでいます。これは、上記で解説したようにコードを示すアルファベットで「コードネーム」と呼ばれています。

コードネームごとに左手はどの弦のどのフレット押さえたらよいか、すなわち、左手のポジションは決まっているので、通常は左側の楽譜のようにコードネームだけで表記され、左手のポジション表記は省略されます。

コードネームそれぞれの左手のポジションを知るために必要な楽譜が右側になります。これはコードの左手のフォームを視覚的に見やすくした、ダイアグラムと呼ばれる図です。

愛音はまだ初心者であり、左側の楽譜にあるコードネームを見ただけですぐ左手のポジションが分かるわけではありません。従って、右側のダイアグラムを参照しながらコードを練習しているというシーンになっています。

前述の「MyGO」4話後半のシーンで愛音が押さえていた「Cコード」のダイアグラムも上記右側の楽譜で紹介されていることが分かります。

この「Cコード」のダイアグラムを拡大したものが以下の画像になります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111035235.jpg

横に並んでいる数字はフレットの数、縦に並んでいる数は弦を示しており、Cコードとは、2弦の1フレット、4弦の2フレット、5弦の3フレットを押さえればよいということになります。

では、弦を指で押さえる必要のない1弦、3弦、6弦はどうすべきかというと、1弦と3弦のところに「〇」がついていますね。これは、弦を指で押さえずそのまま弦を鳴らすという意味になります。このような弦を開放弦と呼びます。

この「開放弦」がカポを理解するうえで重要な要素になります。

6弦に「×」がついているのは、6弦は鳴らさないようにミュート(消音)するという意味になります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111032342_original.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第4話より引用>
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111035235.jpg

ギターを正面から見た時、6弦が一番上で一番下が1弦です。一方で、ダイアグラムでは1弦が一番上になっており、上下が反対になっています。ダイアグラムはギターを構えた状態の人がフレットを上から覗き込んだ様に書かれているので6弦が一番手前になり、上下が逆になるわけですね。

つまり、アニメで描かれている愛音の「Cコード」の左手のフォームと実際の「Cコード」のコードフォームを見比べてみると、両者がちゃんと一致していることが分かります。

バレーコード

以下の画像は、またまた「MyGO」4話後半の愛音の演奏シーンです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111042711.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第4話より引用>


このシーンは、そよから「他に何が弾けるのか」と聞かれたときに、愛音が「Fも弾ける」と答えたあと、Fコードの左手のフォームをアップにしたシーンです。

見て分かるように、Fコードは全ての弦を人差し指1本で押さえつつ、残りの指もほかの弦を押さえるというフォームになっています。このように、人差し指などで複数弦を一気に押さえ開放弦を使わないコードのことをバレーコードと呼んでいます。

開放弦を使わないということはコードに必要な弦全てを押さえることになり、押さえる場所が単純に多くなります。つまり、難しいコードということになるわけですね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111051158.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第4話より引用>

上記は、愛音がFコードを押さえたまま右手で弦を鳴らすシーンですが、左手がうまく押さえられておらず、綺麗に音が鳴っていません。

再度「MyGO」6話冒頭の楽譜部分を見てみます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111020717_original.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>

F#も人差し指で押さえるフレットが2フレットというだけで、Fとコードフォームは一緒です(Fは1フレットを人差し指で押さえる)。

「ポイント」に、「F#は初心者にとって押さえるのが難しく、はじめは大きな壁となるでしょう。」と記載されており、F♯が難しいコードであることがここでも示されています。
(細かいところですが、ここにF#が記載されているのは不自然で正しくはFのはずです。しかし、「春日影」に出てくるコードであるF#を練習しているというメッセージを強調するために敢えてF#にしたのかなと思いました。)

 

オープンコード

一方で、Cコードのように、バレーコードではなく開放弦を使ったコードはオープンコードと呼ばれています。オープンコードはバレーコードと比較して簡単であるため、下記の楽譜の画像にある「初心者が覚えるべき基本のコード」のほとんどがオープンコードとなっています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111020717_original.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>


(厳密に言うと、Cコードの左手のフォームは数種類あり、バレーコードのCコードも存在するのですが、ここを掘り下げるとややこしくなるので割愛します。)

改めて、「MyGO」4話後半でそよから「他に何が弾けるのか」と聞かれたとき、愛音がどのように答えたか振り返ってみましょう。

「何でも弾けるよ。GとかAmとか。Fも。」

すでにFコードについては解説しました。Amは、エーマイナーと読みます。コードには大きく分けてメジャーとマイナーがあり、マイナーには小文字でmが付きます。

反対にメジャーは何も付きません。例えば、今まで出てきたCあるいはFも、厳密に言うとそれぞれCメジャー、Fメジャーとなります。メジャーとマイナーの違いは、メジャーは明るい響き、マイナーは暗い響きとなっています。

補足説明が長くなりましたが、愛音が答えたGやAmもまたオープンコードで弾ける「初心者が覚えるべき基本のコード」なんですね。つまり、愛音はまだオープンコードしか弾けないバリバリの初心者ということがここで強調されています。

 

カポを付けることのメリット

ここから、カポを付けることのメリットについて解説していきます。

キーを簡単に変更できる

曲には「キー(Key)」があります。カラオケで「原曲キー」とか「キーをプラス2しよう」という「キー」のことです。カポを使えば、この「キー」の変更がより簡単にできるようになります。

実際にアコギで演奏しながらカポ装着によるキーの変化を見てみます。

基本はCコードを押さえつつ、カポを1~3フレットへ装着して音を出すと、どんどん音程が上がっていくのが分かると思います。

youtu.be

 

このようなカポによるキーの変化を譜面上で表現したものが以下の画像になります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111115952.jpg

これは松山千春の「大空と大地の中で」という曲ですが、左上に

Original Key F#
Capo4 Play  D

となっていますね。
これは、カポを4フレットに付けてDというキーでコードを演奏せよという意味です。

このF#とDというキーの関係を示したものが以下の画像です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111122933.jpg

これは、カポを4フレットに付けてDのキーで演奏しても、カポを付けずにF#のキーで演奏してもどちらもキーは変わらないということを意味しています。

では、なぜわざわざ4フレットにカポを付けて演奏するのでしょうか。そのメリットは何でしょうか。

コード演奏が簡単になる

まず、F#というキーの中で使われるコードは前述したバレーコードが多くを占めます。細かい理由を説明するとややこしくなるので大雑把に言うと、#や♭が付くキーの中で使われるコードは、基本的にバレーコードが多く登場するということです。

逆に言うと、#や♭が付かないキーならばオープンコードが増え、コード演奏が簡単になるということです。オープンコードを増やすために行わるのがカポによるキーの変化ということになります。

カポを使えばコードが簡単になるということを、より具体的に、F#というコードを例にして検証してみます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111131838.jpg

前述の通り、バレーコードと呼ばれるコードを難しくしているのは人差し指で全部の弦を押さえるという点です。この人差し指で全部の弦を押さえる動作を代わりにカポでやってもらうとどうなるでしょうか。
(黒丸部分の数字についてですが、1=人差し指、2=中指、3=薬指、4=小指で押さえなさいという意味になります。)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111133424.jpg

このように、人差し指全部で弦を押さえる必要がなくなり、3本の指で3弦1フレット、4弦2フレット、5弦2フレットを押さえるだけのEというオープンコードのコードフォームに変化しました。

注目したいのは、コードフォームはEですが、実際の音はEというコードフォームのまま2フレットにカポをしているのでキーが2つ上がっており、F#と2カポのEはどちらも音程が同じであるという点です。

実際に音を出して確認してみましょう。

youtu.be

 

これが、カポを付けるとコードが簡単になる仕組みです。

 

なぜ愛音はカポを付けて「春日影」を演奏したのか。

ここから本格的に、本記事のメインテーマについて迫っていきます。

カポを付けることのメリットは前述した通り、コード演奏が簡単になることです。まずは、コード演奏を簡単にするためにカポを使ったのかどうかを検証してみましょう。

演奏を簡単にするため?

それではまず、愛音の演奏技術の状況について振り返ってみます。
すでに何度も触れている通り、「MyGO」4話ではFコードを押さえることもおぼつかない状況です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111051158.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第4話より引用>

しかし、5話になると楽奈のテクニックを目の当たりにした愛音に気持ちの変化が現れます。

「GとかFとか言って恥ずかしすぎでしょ、私。ってか、あの楽奈って子がバンドに入ったら私空気じゃん。」

楽奈の存在によって、自分の演奏技術が未熟なのを自覚し焦りが生じ始めているという状況ですね。

自宅でタブレットにコードダイヤグラムを表示させて熱心に練習するかと思いきや、

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111144943.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第5話より引用>

「今から練習してもすぐ上手くなるわけじゃないし。」

とすぐに練習をやめ、祐天寺にゃむの動画を見始めてしまいます。

一度はやる気を失ったものの、燈の言葉によって迷いながらでも進むことを決意し、ライブに向けて心機一転、練習に打ち込むことになります。

「MyGO」6話は、自宅ではなく学校で練習している愛音のシーンから始まります。

「E、B、E、F#…」と口に出しながら、ゆっくりとしたテンポでコード練習をしていますが、この時点ではまだF#で躓いていますね。

ただ、注目したいのはBはちゃんと押さえられている点です。Bというコードは5話の練習シーンで登場したコードですが、このコードもまたバレーコードで難しいコードの部類に入るわけです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111154120.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>


5話の段階では押さえることができなかったので、6話で練習の成果が出ているということが分かります。

そして、すぐ次のスタジオシーンではもうF#も押さえることができ、B→E→B→E→F#→Bというコード演奏ができるようになっていました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111144953.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>


この「B→E→B→E→F#→B」というコード進行は、「春日影」のAメロのコード進行です。これらのコードのうちBとF#というこれまで苦手だったバレーコードも克服していることから、カポを使ってコード演奏を簡単にするという必要性はこの時点でかなり薄れているのではないかと考えられます。

次に、以下の画像をご覧ください。これは「MyGO」6話で愛音が自宅練習しているシーンですが、これまで出てこなかった種類の楽譜が登場していますね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111155010.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>


今までは左手でコードを押さえたまま、右手で弦をジャラーンとかき鳴らすコードストロークという演奏方法がメインでした。

しかし、このシーンでは、左手を人差し指から小指まで順番に動かしながら、右手で弦を1本ずつ弾いていくというより難易度の高い練習へフェーズが移行しています。

つまり、このことは愛音が本気で練習に取り組んでいることが分かると同時に、演奏技術がどんどん上達していることを示唆しています。

従って、愛音はもう初心者ではなく、「春日影」でカポを使ったのはコード演奏を簡単にするためではないということが結論付けられます。

 

エレキギターでカポを使うことが一般的でない理由

「春日影」でカポを使った理由を考える前に、なぜエレキギターではカポを使うことが一般的でないのかについて解説したいと思います。

www.nishi-guitarschool.com

上記のサイトでは、エレキギターであまりカポを使わない理由としていくつかの項目が挙げられていますが、一番の理由は「エレキでの開放弦の使用頻度が少ない」という点です。

・エレキでは開放弦は少し浮いた感じに聴こえる
・開放弦はミュート(消音)しづらい
・エレキではコードを6弦すべて使って弾かなくても良い

カポを使うことのメリットは、オープンコード及び開放弦が使いやすくなる点にあるので、エレキにおいて開放弦を使うことの重要性が乏しければ、必然的にカポは使わないということになりますね。

以上のように、エレキでカポを使うのは一般的ではなく、かつ、コードを簡単にするという必要性もない中で、わざわざ「春日影」で愛音がカポを使って演奏した描写を入れたのは、そこに製作者側からの何らかのメッセージがあると考えられます。

次は、そのメッセージについて筆者なりに考えた内容を説明したいと思います。

 

カポを使うことのもう一つのメリット

実は、コードを簡単にするというメリット以外にも、カポを使うことのメリットがもう一つあります。それは、2本のギターでのバンドサウンドが向上するというものです。

どういうことかというと、例えば2人とも同じネックポジションの場合、どうしても出音自体が同質のものとなってしまいます。

その場合、1人がカポを用いることで、ギターのトーンの違いをひき立たせることができ音に厚みが加わるのです。

 そう、「MyGO!!!!!」というバンドは、愛音と楽奈という二人のギターがいるバンドですよね。

つまり、「春日影」でカポを使ったのは、楽奈とは違ったギターの音を出したいという愛音の思いがあったからではないでしょうか。

なぜ、愛音は楽奈とは違ったギターの音を出したいと思ったのでしょうか。

 

愛音にとってのバンドという存在とCRYCHIC

自分の存在意義

改めて、楽奈のテクニックを目の当たりにした愛音の気持ちの変化について振り返ってみます。

「GとかFとか言って恥ずかしすぎでしょ、私。ってか、あの楽奈って子がバンドに入ったら私空気じゃん。」

愛音はもともと自分が中心となったバンドをやりたいと思っていました。

しかし、楽奈によって自分の演奏技術の未熟さを自覚し、バンドにおける自分の存在意義が脅かされることになります。

燈の言葉によって練習に打ち込むができるようになったものの、技術面に引け目もあり、立希からのきつい当たりにもなかなか反論することができず、スタジオにいながら個人練習をするという過酷な状況に置かれます。

もちろん、愛音はライブに向けてメンバーと一緒に頑張るという前向きな気持ちを持ちながらも、その一方で、ギターとしてどうやって自分の居場所を見つけたらよいかを必死に考えていたのではないでしょうか。

 

「春日影」はCRYCHICの曲であるということの意味

わざわざ言うまでもないことですが、「春日影」はもともとCRYCHICの曲でした。その時の編成は、ギター担当は睦だけで「MyGO!!!!!」のツインギターの編成とは異なっていました。

つまり、「春日影」はギター一人でも成立した曲であるということです。

愛音に渡されていた「春日影」の楽譜ですが、ご覧の通り、愛音パートは基本的にはコード演奏がメインとなっています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111020717_original.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第6話より引用>

愛音は、自分のバンドとして「春日影」を演奏するとき、シンプルにコード演奏するだけではそれこそ「空気」になってしまう。何か自分独自の要素を入れることで、CRYCHICではない自分のバンドとしての「春日影」を表現し、そのことによってバンドの中で自分の居場所を作るという強い思いがあったのではないでしょうか。

 

アレンジは誰が考えたか

愛音は、当初に比べて飛躍的に演奏技術が向上したと考えられますが、それでも楽奈とはまだ開きがある状態です。そのような中で、技術面において楽奈との違いを出すのは困難でしょう。

従って、カポを使うことによるギタートーンの変化というアプローチで独自性を出そうと愛音は考えたのではないでしょうか。

バンドのアレンジ担当は立希が担っていますが、7話で「春日影」が披露される前のスタジオ練習で立希は常にピリピリしており、作曲やアレンジで行き詰まっていました。

従って、「春日影」のカポアレンジは立希に相談したというわけではなく、
全に自分で考えたアレンジ
ではないかと思います。

それだけ愛音は、「春日影」という曲とギターに向き合い続けたのではないかと考えます。

 

さいごに

以上のように、「春日影」で愛音がギターにカポを付けて演奏した理由について様々に考察してみました。

ただし、作品を何度も見返しましたが、作中ではカポを使ったヒントとなるような発言やそれを示唆するような描写は一切発見できませんでした。

従って、ノーヒントで様々な状況から推測することしかできなかったわけですが、こじつけ・論理の飛躍・矛盾などがあったかもしれません。その点についてはご了承ください。

ただ一つ確実に言えることは、「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」という作品は本当に素晴らしい作品だということです。なんでこの作品、こんなに泣けるんすですかね。
「 MyGO」に出会えて良かったです。

これからも応援していきます!
迷子でも進め!

 

追記

エレキであまりカポを使わないことについて

最近のバンドでは、エレキでもカポを使っていることが増えてきているようです。また、和楽器バンドのギターである町屋さんもエレキでカポを使っているお1人です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111201831.jpg

 

カポ装着時における愛音の演奏について

まずは下記の画像をご覧ください。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111202449.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第7話より引用>

左手のコードフォームを見てみるとDのオープンコードを押さえているのが分かります。加えて、実際の演奏でもDのアルペジオを演奏しており、4弦の開放弦が鳴っています。

 

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/llterra98/20240111/20240111202958.jpg<画像はテレビアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第7話より引用>


上記の左手のフォームはオープンコードではなくバレーコード、しかもハイフレットのコードを押さえていることが分かります。

以上のように、カポを使った愛音の演奏は、オープンコードやバレーコードを駆使しながら、右手もストロークだけでなくアルペジオを使うなど、非常に高度で独自の演奏となっています。

【水瀬いのり】Inori Minase LIVE TOUR 2023 SCRAP ART 神奈川① 公演 MCメモ

2023年10月28日(土)、神奈川県のぴあアリーナMMで行われた水瀬いのりさんのライブ「Inori Minase LIVE TOUR 2023 SCRAP ART」神奈川公演 DAY1のMCメモです。

幕間映像内のインタビューも記載しました。

 

MC1
・ついにツアーファイナルまでたどり着いた。
・単独では初めての会場でドキドキ。
・みんなが支えてくれている、ありがとう。この場所に来てくれてありがとう。
・会場が大きくてドキドキしている。
・今日という日を迎えて、いざ当日になったら来ちゃったという気持ちはみんなと同じ。
・スクラップアートの世界に誘われて、秋の思い出の日としてもらえたら。
この1週間、足にけがをしそうになった。
・つるっと滑ったり、どうしても足に何かが起きようとしている。
・タンスのBOXが落ちてきそうになったり。
・「いのりちゃんの足に何も起きませんように」とみんなも一緒にお祈りしてください!
・国を統べる人の気持ちが分かった。
・安全第一。前後ろや隣の方に迷惑かけてないかなあと考えながら楽しんでもらえると良い公演になると思う。でも、心はフルパワーで!
・衣装も変化していく。
・フードの裏地も同じ柄になっている。
・私のライブに初めて来る方?→めっちゃいる!嬉しい!
・2回目以降の方?→新規の人が多かったら嫌われちゃったかなと思ったから良かった。
・また来たいと思ってもらえるように頑張る。
・皆さんのペースで楽しんで。

MC2
・いのりバンドのカラー、驚異の浸透率。
・チームいのり、いのりバンドもたくさんに人に愛してもらえている。
・今日はイッフィーさんに喋ってもらう。
・(イ)どうも
・(どうも、伊平ですって言って)
・(イ)どうも、こんばんわ、イッフィーです。
・弾き語りのような曲もやったことあったけど全然目が合わない。
・デビュー当時の私を見ているかのよう。
・趣味は何?→(イ)ないです、何か見つけたい。
・休みの日は何している?→(イ)今までこんなじゃなかったよね(笑)。
・(イ)出身は群馬。温泉が良い。
・メンバーカラー、白の濁った色みたい(笑)。
・インフルエンザも流行ってたりして大きな打ち上げはできていない。
・動向知らないんだけど…。
・(打ち上げに)来ないの?これはまずいよ!
・みんな同じ方向に向いてると思ってたのに。
・用事があったの?
ツアーが終わったら絶対参加してね!拒否権ないからね!
・(イ)いや、ちょっと…。
・手ごたえがない(笑)。
・イッフィーさんがシャイでご飯来ない人になってるけど大丈夫かな(笑)。
・イッフィーさんのペースがあるから。
・いのりバンド居心地良いよね?!!
・お説教だな(笑)。
それが個性、バラバラだけど色があってそれらが集まって輝く。スクラップアート。
・(可愛いよ!)ローディングに時間がかかった。バッファが…。ありがとうございます!


幕間映像インタビュー
①神奈川のイメージは?
・メロフラの公録がパシフィコだったりイベントなどのステージで関わることが多い。
・東京とは違うアーバンライフ。港、自然が多い。
・東京にいると息苦しさを感じるけど、リラックスできる。
・アトラクションもある。たべっ子どうぶつLANDに行きたい。

②レコーディングとライブの違い
・時系列的に音源がまだ打ち込み。
・ライブではいのりバンドによる生の演奏になる。
レコーディングでは出せなかったニュアンスやグルーヴ感をいのりバンドに引き出してもらっている。

③ファンに対する印象
・ファンと言ってもいろんな人が多い。
・タイミングやきっかけもそれぞれ。友達に誘われて来たり。
・逆に私ってファンのみんなから見てどんな印象?
とても思慮深い人が多い。
・とても大きな窓口で受け止めてくれる。
自分なりに咀嚼して自分の考えを提示してくれる。
・自分の発言がみんなを悩ませたらどうしようって思うくらい向き合ってくれている。
・お互いリラックスしていけたら。
全力で受け止めてくれるからとても恵まれているし幸せ。
疲れない程度に息抜きしながら。いつも応援ありがとうございます。

MC3
ガリをとんでもない量食べる。
・回らない寿司でガリを貰うのが難しい。
・回転寿司で取り放題が良い。
・「アイオライト」はツアーで初披露。演出どうでしたか?
・楽曲のストーリーやキャラクターを場面ごとに展開していくのは難しいのか、舞台監督さんに提案していた。
・紗幕があって「アイオライト」が開幕したというイメージ。
アイオライトごっこハイチェアに足を組んで座って斜に構える。
・モードに入って楽しめる。カラオケとかでやってみて。
・「スクラップアート」はデッドマウント・デスプレイ第二クールのOP。「アイオライト」は第一クールのED。
・曲同士の繋がりがあるし、終盤に向けてバトンタッチしている編成。
・自分で歌ってライブをしていると今の状態がすぐに出る。
「HELLO HORIZON」のときに今の自分に刺さって泣きそうになった。
・声の震えがマイクに出たかも。
・プログラミングされた私ではないからこそ。
ツアーは見える景色や雰囲気、心境がそれぞれの公演で違う。
・無事に今を迎えられて感謝している。
・楽曲に背中を押されて助けてもらって感謝の気持ちでいっぱい。
・受け止めてくれるみんながいることも感謝している。
・声を出せる準備できてますか。
・人が多いと音量がでかい。
・MCのこれ(回す動作)は「巻いて」だから勘違いする。
・違う合図を作りたい。
・(高速グルグルを見て)これだけ人がいると満場一致のものは作れない。
・もっとゆっくり。ダンスして。腰も。
・人にものを頼むんだからさ、対価が必要でしょ(笑)。やってみ?良いじゃん!(笑)。
・今日初めて来た人はもう来ないだろうな(笑)。
・「この現場無理かも」って。
・「アイオライト」のイメージカラー。衣装もすみれ色。ラメやパールが素敵。
・黒いベルトやロングブーツが大人なイメージ。秋の雰囲気もある。

MC4
・冬の魔法により雪が降った。
・絵本の中の童話のような世界が広がった。
みんなのペンライトの光も彩ってくれていた。
いろんな光を灯してくれて甘やかな光のシーン、本当にありがとう。
・WWWシリーズ。最初はシリーズ化するとは知らなかった。
・それぞれ曲のテイスト、雰囲気が違うけど聴いたことのあるフレーズが入っていたりする。
・3曲の繋がりをいつかライブで聴いてほしいと思っていた。
3曲の順番はこうあるべきっていうものではない。
・物語のページがめくれるような演出。
・お別れの向こう側で君を見つけるというのは究極の愛。
・異性同性問わず、家族や友達といった大切な人に向けての気持ち。
・奇跡は永遠じゃない、今日という日を噛み締めて。今日言えなかったら明日言ってみよう。
自分らしく人を愛して優しく過ごすという楽曲。時が経っても歌っていきたい。
・衣装は女戦士のような、強さがある。
・ジャケットにネクタイで中性的。
・中はワンピースだったり。かわいくて格好いい。
・髪飾りも。ちゃんと作ってるんだよ。よく見てね。
・毎公演、ちょっと大きくした方が良いとか演出チームで宿題がある。
みんなでツアーを走って、いろんな人の力があってステージに立たせてもらっていることに大きな感謝。
・頑張っている自分にもお疲れさまと思いながら。
・次の曲はみんな一緒に作り上げる1曲。
・次の曲で最後になります。
・3曲聴いてもらったけど、終わりがあれば始まりもあるし、永遠じゃないから大切だし、当たり前じゃないから愛おしい。
・みんなで出し切って燃え尽きるという気持ちで。
・解き放って自分を解放して思いをぶつけて。
・知ってる皆さんは大いに声を出してリードして。
・光が一つになる景色を見せてください。

MC5
・いのりんコールで再びステージに戻ってこれた。
・くらりトロッコは特注。
・くらりは最初歌詞の裏側にかいた落書きだったのに、いろんな展開がなされてたくさんの人に愛してもらってありがとう。
・みんなの近くに行ってキラキラした目を見て、パワーを貰ってキュンキュンした。
・目が合った人たくさんいたと思う。
・おしゃべりしたけどなかなかできないから、楽曲を通じて思いの交換をしている。
たくさんの思いを受け取っている。これからも交換出来たら。
・おめかししたりとか、一生懸命想いを伝えようとしてくれたりとか。ちゃんと伝わっているよ。
・グッズ身に着けてくれる。今回のツアーだけではなくて歴代のグッズも。ありがとう。
・今回はキャップもある。サイズ調整に幅がある。
・ツアーの思い出にしてもらえたら。
・メロフラの公開録音が自分名義の年内最後のイベント。
・また横浜で約1か月後。ラジオのイベントでパシフィコはおかしい。
・どうしよう、何しようか悩んでいる。
・あ、打ち合わせはもう終わってるんだった。
・すべらない話を持ってきて。
・次が本当に最後の曲。元気いっぱいでなによりです。
・来年はFCでのアコースティックライブがあるし楽しみ。
・会える約束があるのでまた会いましょう。
・男の子!女の子!
・ファーストライブの時はちょっとしかいなかった。
・(女子の声で「行ったよ!」)えーん、ありがとう…。
・(男子の声で「行ったよ!」)知ってる知ってる!いつもありがとう!
・自分らしくいていいのかと思っているけど、今が一番等身大。
・でも、年齢を重ねてその等身大も変わってきている。
・伸び伸びとアーティスト活動を行えて、沢山の人に応援してもらえて嬉しい。

【水瀬いのり】Inori Minase LIVE TOUR 2023 SCRAP ART 福岡公演 MCメモ

2023年10月14日(土)、福岡県の北九州ソレイユホールで行われた水瀬いのりさんのライブ「Inori Minase LIVE TOUR 2023 SCRAP ART」福岡公演のMCメモです。

幕間映像内のインタビューも記載しました。

 

MC1

・冒頭から世界観の強い映像、オープニング共にお届け。
・スラップアートということで、1着目も素材が異なっていたりフードがついていたり。今までのライブとは雰囲気が違う。
・地方公演としては最終日、ファイナルの横浜を残すのみ。
・こうして皆さんの前で元気に歌を歌えて、皆さんも元気に会場に足を運んでくださってほんとに嬉しい。
北九州ソレイユホールという会場は、2020年の中止になったツアー「We Are Now」でライブを行う予定だった。
・3年かかったけどリベンジの意味もある。
みんなで一緒に乗り越えてきたからこそだと思うし、時間が空いても実現できたのはみんなの存在なくして叶えられないリベンジ。
・今日のこの場所にいることをかみしめながら。3年後楽しい未来が待っている。
・声出しが解禁になった。声出せる方は声を出して、声を出すのは恥ずかしい方は出さなくても良い。それぞれの楽しみ方で。
・ライブ初めて来るって方?→けっこういる!
・来たかったけどずっと来れなかったって人?→続けて良かった、続けてなかったら出会えてなかったかもしれない。
・ちょっと気になるから来てみたっていうライトな方?→ありがとう!いい現場だったって思ってもらえるようにみんな優しくしてね。
・初めてとか回数とか関係ないので、気にせずに楽しんで。
・2回以上来てるよって人?→みんなが要、みんなの戦闘力があってこそ私はここにいる。
みんなのお金が支え、みんなからの資金で我々の城は成り立っている。
・これからも良い循環ができたら。不景気に負けるな。

 

MC2

・いのりバンドに九州男児がいる。じっじーさん!
・(じ)北九州の下の行橋市というところ出身なんだけど、行橋から来たよっって人いる?
・(じ)自分は泉中出身なんだけど、泉中だよって人は?
・(じ)今元?バレーボールの試合で行きました。
・(じ)いのりさんのライブに初めて参加したのはCtR。その時は皆さんの声が聞こえていた。
・(じ)そのあと無口になってしまった(コロナで)。
・(じ)みんなの声が聴けるのはめちゃくちゃ楽しくて、わくわくしながらツアーを回っている。
・みんなの声を待っていた。みんなも、じっじー!とか名前を呼んで、この後も高めていけたらなと。

幕間映像インタビュー
①過去に作ったアート作品でお気に入りなのは?
・他のみんなと被らないものを作りたかった。粘土で指輪とかイヤリングとか。ランドセルをデコるとか。
・当時はオリジナルティを追求。
・今は「ウケるかな?」というのをちょっと考えてしまう。

②福岡のイメージは?
大宰府に行っておみくじを引いたら大吉だった。今日がラッキーデイというのがその日だった。
・福岡は運が味方してくれる場所。
・優しさがあふれている。
・ご飯が美味しい。

③1stライブと今の気持ちの変化について
・1stライブは当日までに体調不良になったらいくらの損害が発生するのかとか、クビかなとか。ネガティブなことばかり考えてた。
・今はチームいのりとして何でも言えるけど、当時は人見知りで、ライブの演出で失敗したらどうしよう、スタッフの皆さんに嫌われれてしまうんじゃないか。
・ファンの皆さんからも凄く期待があったので、上手にパッケージのようにお届けしなくてはという気持ちに駆られていた。自分の中のノルマを達成することに一生懸命だった。
・今はそういう気持ちも踏まえて成長できたので、あの日も大切だったと思えるけど、1公演1公演を大切に。皆さんを楽しませることも大事だけど、何よりも自分が心から楽しめているかというのを一番に考えるようになった。
・ライブは緊張もするけど、安心していられる場所になった、変化したかなと思う。

MC3
・それぞれ楽曲が持っているイメージ、世界観が異なっていて、曲を並べたときに異なるパーツを合わせて作る、集約して一つのアートになるという風になっている。
・スクラップアートという意味は、汚れているというイメージだけではなくて、輝ける場所がある、そういう救いがあるのがスクラップアート。
・尖っている、前衛的なイメージが先行しているのかなと思ったので、間違って届かないようにいろんな媒体で何度も説明をしている。
・新しい出会いをくれたツアー。
今までの自分だったら表現できなかった世界を、スクラップアートの力を借りて表現できている。
・幕間のインタビューでもあったけど、最初は自分らしくあれなくてどうやったら正解なんだろうと悩んだ。
正解はないのかなと。自分が楽しいというのが一つの正解なのかなと。
・ライブでの皆さんとの出会いを重ねてきて、思い出をかみしめながら楽曲に思いを込めた。
・1着目、2着目回らなかったけど返金対応しません。
・このあと私が身をもって皆さんに提供するサービスで。一生懸命歌いますよ。
・可愛い衣装。多様性の時代なので男の子でも真似していいよ。でもTPOは考えてね。

・MC4
・WWWシリーズ3作続けて歌いました。皆さんどうでしたか?
・ライブで初めて披露する曲もあって、リハの段階でめちゃむずいなあと。
・曲のメッセージや音の響きもドラマチックで。
・魔法の世界、切なくて一瞬の出会いも別れも意味がある。
・気持ちはもっともっとうまく歌いたいのに、なかなかできなくてそれがもどかしくて。
・私じゃない人が歌ったほうが良いのかもなんてことも考えたり。
・当時は、コーラスが沢山あって初めてウーアーコーラスを入れたりとか。
・ライブもそうだけど、自分の音を届けるということにたくさんの人が関わっている。
・それがだんだんプレッシャーになって鎧を着てしまいそうになった。
・でも、ファンの方に支えられて鎧をぶち壊して歌えている。
・20歳でデビューした私に教えてあげてもきっと信じないと思うけど。
・最初は、難しいというか後ろ向きな気持ちで始まったソロ活動だったけど、もちろん嬉しかったけど。
・迷いとか、私は「自分を見てください」というタイプではないので。
・今ではみんなをファミリーのように思ってる。
・ファミリーとか言っていきなり距離を詰めてられて嫌かもしれないけど(笑)。
・みんなと繋がっている、みんなと楽しいことを共有できる。ライブをやってから知ることができた。
・楽しいなと思ってもらえる公演をお届けできていたら嬉しい。
・みんなも回って!
・かわいい!かわいい!グッズとか黒髪とか、襟足とかよく見える!
・みんな回ってよく分かってくれたと思うけど、何とも言えない気持ちで回ってる。
・この会場に来る予定だった「We Are Now」を日本語に直すと「僕らは今」。
・3年にやる予定だった幻のライブ。
会場に来てよかったなあと後から振り返って思い出を更新できたら。
・私も「僕らは今」というメッセージを皆さんに届けて、皆さんの中でメッセージを伝染させてみんなで一つに繋がれたら嬉しい。

MC5
・すぐに私の名前を呼んでくれてほんとにありがとう。
アンコールは呼んでもらえないと実現することのない時間。
・強くなった絆で、またステージに戻ってこれるという安心感が強くてついフリーダムになってしまった。
・ファイナルは会場が大きいからビビってる。
・遊ぶなら地方かなと。
・地方公演ならではの空気感がある。
・ツアーはファイナルまでの道のりにある一つ一つの公演や過去の公演を成功させてこそゴールを迎えられる。
・ツアーがとても良いツアーになっているのは、それぞれの公演でみんなから貰える応援や愛があるから。
・みんなからパワーを貰ってツアーファイナルまで走り続ける。
・皆さんから貰う優しい気持ち、もっとこの場所にいたいという気持ちを頂いている。
・もっともっとみんなとお話ししたい。一人でしゃべるのは得意じゃないから誰かとしゃべりたい。
・(観客がいろんな声を発して)
・ちょっと無理かも(笑)。聖徳太子じゃないから(笑)。
・でも、みんなとお話しできる機会がある。メロフラの公開録音がある。
お話を振るので滑らないようにネタを仕込んでおいてください。
・町民集会ではアコースティックライブをやる。ずっとやってみたいと思っていた。
・みなさんはよくアコースティックライブ行かれるんですか?
・最後静かになったところで差し込むのは賢いね(笑)。
・名残惜しいというか、みんなと仲良くなれた公演でした。

【水樹奈々】NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023 GALA09 石川公演 MCメモ

2023年8月20日(日)、石川県の金沢歌劇座で行われた水樹奈々さんのライブ「NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023GALA09のMCメモです。

 

MC1
・石川は12年ぶり。
・近いよ!顔がよく見える。
後ろの方も見えてるから油断しないでね。
・今ツアー中、一番近い距離。
・この日を楽しみに、いろんな服装、可愛くおめかしした姿全部見えてます。
・干支が一周してしまった。
・ JOURNEYのときは新幹線がなかった。飛行機で行った。
・今朝、初めて金沢駅に着いて、鼓門がかっこよかった。ここで撮影したい。
・ JOURNEYのとき生まれた子が小6になった。
・今日は全部スパークさせる。

MC2
スマホ映像時)
・少しでも見えるように。
・みんな元気~?
・衣装はフェアリーなイメージ。
・パレートで練り歩いているときのダンサーのイメージ。
・格:ご心配おかけしました。
・格:常にバージョンアップする中でいろんなことが起きて。
・格:セットリストは当初からだいぶ入れ替わった。
・格:落ち着くかなと思ったところで自分がこうなってしまった。
・格:奈々さんの思いを狂わせた。
・格:運命を変えてしまったのかもしれない。
・格:大好きな松井秀喜も石川県出身。
・格:ねあがり(根上町)、清涼感(星稜高校
・人に振ったら返ってくる。
・世の中は等価交換。
・金沢でライブ。ここかなあ?どこかなあ?ざわざわ…
・ここからはアコースティックコーナー。息つく暇がないのでここでほっこり。
・パレードっぽい、夏っぽいというのがコンセプト。
・「Song Communication」は、大きな声を響かせたいという思いで絶対に入れたかった。
・格:パレードっぽいということで、ディキシーランドジャズっぽいアレンジ。
・格:それを演奏するちょうどいい楽器がチェリボにいる。
・格:藤陵さんが熱心にアドバイスをくれた。
・格:藤陵さんはジャズとポップスのせめぎ合い、ちょうどいい部分をよく知っている。
企画コーナーはCD化したい。
・聴きたかったけど他の会場だった、お休みしたばっかりに聴けなかったという声もあった。
・ツアーアレンジはその公演だけだけど粒ぞろいの曲ばかり。
・ツアー全部終わったら三嶋さんに相談する。

MC3
・夜明けからデイパレードの始まり。
・普段ならホールに持ち込めないものを持ち込んだ。巨大な私?
・四部作になっている。RUNNERはライブが再開して走り始めて、HOMEで自分たちのホームグラウンドが戻って来て、HEROESでその場所を守るヒーローが現れて、PARADEで声出し解禁となって凱旋パレード。
・みんなの声で完成する。
・巨大な奈々ちゃん。名前はお奈々の塔。
・某夢と魔法の国。自分がフロートになる。
・スタッフにお願いした。当初は難色を示していた。
・ホールみちみちのサイズ。
・いつものホールの仕込み時間じゃない。
スタッフの皆さんが寝ずに準備してくださった。
・これから声を取り戻して日常に戻るゾーンに入っていく。
・思いっきり声出して跳んで。

MC4
・最高に楽しい!いい汗かいてる?
・次の言葉は言いたくない。
・みんながバツってやってる気持ちと同じ。
・すべてが幸せ。
・あっという間で楽しい。
・体感時間は15分くらい。
・リハでは自分自身と向き合う時間でスパルタなメニュー。長く感じる。
・いざ本番が始まるとアドレナリンどっぱどっぱ。
・久しぶりの石川で寝れなくなってた。
カニを食べる夢を見た。
・灼熱だったから会場のエアコンの温度も最低にしてもらった。
・でもこのような感じなっています。凄まじい熱気!
最後まで変わらぬ声援、マスクしたままで跳んでくれて、愛が溢れている。
・本当にありがとう。
・この距離だからトリートメントたくさんしてきた。ツヤツヤでしょ。
・マスクを取ってみんなの素敵な笑顔が見れるライブの理想郷を目指して次の曲。
・みんなの声で完成する曲。

MC5
・4年ぶりの声出し解禁でみんなの声聴けて嬉しい。
・今までは「シャッス」も超音波で聴いてた。
・スマイルギャングは先日1111回を迎えた。
・白いハチマキは、ライブに来てるみんながどれだけラジオを聞いてくれてるかを確認するために始まった。
・2025年には1200回に到達。
・公開録音、あるいは愛媛ロケをやれたら。
・500円貯金するか。
・名古屋で嬉しい発表があった。「でこぼこ魔女の親子事情」のOPを担当。
ビオラ役を担当。
・見た目はグラマーだけど中身は16才。お母さんのアリッサが大好き。
・お母さんに色目を使う男を抹殺する。抹殺と言ってもあくまでコメディ。
・新曲はかわいい曲だけど、クセがある、やみつきになる曲です。